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介護福祉全般一覧
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つまづきや転びにくい靴を履きましょう!
どんどん年齢を重ねていくにつれて、つまづきやすくなっていることが悩みになっているという方もいるのではないでしょうか。 転びやすくなってしまう理由や、歩きやすい靴選びのポイントなどについてご紹介していきます。 どうして転びやすくなるの? 高齢になってくると、筋力が低下してしまい歩く時に足が上げにくくなってしまいます。 すり足のような歩き方になっているため、その分転んでしまう可能性も高くなるのかもしれません。 また、体調が悪かったり、体のどこかに痛みを感じたりしていると、そこをかばうように歩いてしまうこともあるはずです。 どちらか一方に重心をかけた歩き方は、バランスが取りにくくて転びやすくなります。 他にも、足が痛くなるなどの理由で、歩くことを避けている方は普段歩き慣れていませんよね。 久しぶりに歩いたら、感覚が掴めなくてつまづきやすくなることもあるでしょう。 歩きやすい靴選びのポイント 高齢者の方が靴を選ぶときは、歩きやすいかどうかをしっかりチェックすることが大切です。 転んだりつまづいたりしにくい靴が歩きやすい靴になるので、重量が軽いものを選ぶといいのではないでしょうか。 しかし、人によって歩きやすい靴の重要感が変わってくるので、試し履きをしながら合っているものを探してみてください。 また、靴のサイズが自分に合っているかということも重要なポイントになります。 大きすぎると、歩いている途中で脱げてきてしまう可能性があるからです。 逆に小さすぎても足が痛くなってしまうため、気を付けましょう。 すり足が気になる方は、つま先が上に反っているタイプの靴もいいかもしれません。 自分に合った靴で健康に! もしも自分に合っていない靴をそのまま履き続けてしまったら、歩きにくくて体がずっと緊張した状態になってしまいます。 その結果、体の色々な部分が痛くなってしまって、歩くのが嫌になったり、体調を崩してしまったりすることもあるかもしれません。 重さやサイズ、形状など、様々な観点から自分にぴったり合った靴を選ぶと、歩くことも楽しくなるのではないでしょうか。 健康的な生活を送っていくためにも、靴選びは慎重に行っていきたいですよね。 靴選びは健康に関わってくる! 高齢者の方は、足が上げにくいなどの理由から歩いている時に転びやすくなっています。 そういった原因をしっかり理解して、靴選びを慎重に行うことが大切です。 重くて歩きにくくないか、サイズが合っているかチェックしましょう。 自分に合った靴選びをすることが出来れば、歩きやすくなるはずです。 健康のためにも、楽しく歩いていきたいですよね
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老人ホームでの服装について
老人ホームでの生活をスタートするにあたり、どのような服装が良いのか悩む方もいらっしゃると思います。 自分が好きな服を着ることができるのか、おしゃれを楽しめるのか気になりますよね。 老人ホームでの服装についてご紹介します。 どんな服装がいいの? 基本的にこの服装でなければならない、という決まりはありません。 好みの服を着ることができます。 ただし、集団での生活となるためエアコンの温度設定を個人に合わせることが難しい場合があります。 体温を調整しやすいように、季節に応じてカーディガンや羽織物があると便利です。 また、長時間座ると足がむくむことがあるため、締め付けのないゆったりとした服装が良いでしょう。 転倒防止のため靴下は滑り止めがついているものを選ぶことをおすすめします。 転倒リスクや介護度に合わせた動きやすい服装が良いです。 華美になりすぎず、オシャレを忘れずに! 動きやすい服装が良いからと言って、パジャマやジャージのような服装である必要はありません。 その日着る服や身に着けるものによって気分が晴れやかになるので、ご自身が好きな服装で結構です。 ただし、あまりにも華美な服装でいると、洗濯がしにくい、動きにくい等、日々の生活に支障をきたす可能性があるため避けたほうが良いでしょう。 転倒につながりやすい素材やデザインは避けつつ、ご自身のオシャレを楽しみましょう。 要介護度によって選ぶことも大切です 身体介護が必要な場合は着脱しやすい服を選んだほうが良いでしょう。 ある程度自分でできるのか、身体介護が必要なのか事前に確認し、必要に応じて準備をしましょう。 前開きの服装にするか、プルオーバータイプが良いのか、マジックテープを使用した服を準備したほうがよいか考える必要があります。 介護する人にもされる人にも快適な服装選びを! 個人のオシャレを楽しみつつ、介護に便利な服装が好ましいです。 トイレやお風呂の介助が必要な方は、ぴったりとしたズボンよりもリハビリパンツのようなゆったりとしたものがおススメです。 また、老人ホームでは室内で過ごすだけでなく、医療機関への通院やお買い物、イベントのために外出する機会も多くあります。 様々なシチュエーションに合わせて、着やすく、便利で、安全な服装を選びましょう。 より快適なホーム生活を! 自宅で生活していたときのように自由にオシャレを楽しむことができます。 お気に入りの洋服を持ち込むことはできますが、ホームによって洗濯の方法が異なるため注意しましょう。 また、収容スペースも限られるため、事前にホームに確認してみてください。 素材やデザインを考えて、ご自身に合った服装で過ごすことで、より楽しく快適な生活を送ることができるでしょう
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介護施設や老人ホームで歌うことのメリットについて
介護施設や老人ホームではよく歌が歌われていますが、そこにはどのような意味があるのでしょうか? この記事では歌うメリットや頻繁に歌われている曲、また歌う際はどのような工夫をしているか等について紹介していきます。 どんなメリットがあるか? 介護施設や老人ホームで歌を歌う機会が多いのは、まず身体機能へ良い作用をもたらしてくれるからです。 高齢者になると自然と体を動かすのが億劫になり、心肺機能も低下していきます。 ただ無理に体を動かすのは禁物です。 その点、歌うという行為は大きく呼吸して心肺をしっかり使うため、心肺機能の維持や向上にも繋がるという訳です。 また口を大きく動かす事で口周りの筋肉が鍛えられ、高齢者に起こりがちな誤嚥を防止する事も出来ます。 そして歌うためには音程やリズム、歌詞を覚えなければいけません。 好きな曲であれば上手に歌いたいという気持ちも強くなり、一生懸命覚えようと努力します。 すると必然的に脳も活性化されるので、認知症予防効果や記憶力の向上が期待出来るようになるのです。 どんな歌が歌われてるの? よく歌われているのは昔ながらの童謡、人気の演歌や歌謡曲です。 そもそも知っている曲でなければ、歌への興味もわきませんが、一度は耳にした事がある童謡や演歌、歌謡曲なら高齢者にも馴染みがあります。 曲を聴きながら昔を懐かしむ事が出来る訳ですが、ただ思い出に浸るだけではありません。 馴染みの曲を歌う、聞くという行為は回想法というれっきとした音楽療法の一つで、目や耳など五感を使って昔を思い出そうとすると、脳の活性化に繋がって認知症の進行を抑えられるのです。 また高齢者に認知度の高い曲であれば皆がリズムに乗りやすく、共に施設で過ごす者同士が打ち解けるきっかけにも成り得ます。 様々な工夫で楽しみながら取り入れていきましょう 歌い方は施設によって変わってきます。 身体が不自由な利用者が多い施設であれば、体を動かすような歌い方は無理ですが、比較的元気な利用者が揃っている施設では、歌い方にも工夫をこらしています。 例えば手拍子をとりながら、皆で楽しく歌うというレクリエーションは人気が高いです。 手拍子つきだと口だけではなく手も動かせ、リズムに乗り遅れまいと必死になる事で脳トレ効果もあります。 その他、ピアノ演奏に合わせて歌う、利用者自身が楽器を演奏しながら歌うなど、生の音楽を体感出来るよう工夫している所も多いです。 介護施設で様々な効果が得られる歌 音楽にはリラックス効果や気持ちを高める効果がありますが、介護施設や老人ホームで過ごす高齢者も同じです。 何となく気持ちが悶々としている時も、好きな曲を歌えば自然とリフレッシュできるのです。 また脳を活性化させるという意味でも歌う行為は有効で、認知症の予防や進行を遅らせるためにも積極的に取り入れるべきレクリエーションと言えます。  
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高齢者の「むくみ」に気を付けて!
足が重だるい、顔がはれぼったく見える、指が太くなった気がする、このような症状に思い当たることはありませんか? もし該当するという方は、体がむくんでいるのかもしれません。 そこで、むくみの原因に加え、予防と解消法をご紹介しますので参考にしてみてください。 原因 むくみの原因は色々と考えられますが、最も多いのは血行不良でしょう。 全身をめぐっている血液の流れが滞ると、老廃物や水分を体外へスムーズに排出できません。 その結果、老廃物や水分が足や手などにたまり、むくみを引き起こすのです。 「座っている時間が長い」「あまり運動はしない」という方は、筋力が低下しているおそれがあります。 特にふくらはぎの筋力が低下すると、足から心臓へ血液を押し上げることが難しく、足がむくみやすくなります。 加えて、加齢に伴って心肺機能が低下するため、心臓から血液を送り出す力も弱まるのです。 他には、塩分の取り過ぎもむくみの原因になります。 体内の塩分濃度を一定に保つ機能が体には備わっていて、塩分過多になると濃度を元に戻すため体内に水分を蓄えます。 そのため、水分をよりため込むので、むくみやすくなるというわけですね。 予防と解消法 むくみを解消するには、滞っている血液の流れを改善することが有効です。 筋力低下が原因で血行不良になっている場合は、日常的に運動する習慣をつけましょう。 たとえば、足を動かす体操やウォーキングなどがあげられます。 つま先立ちをして、ふくらはぎの筋肉を刺激するのもおすすめです。 立ってつま先立ちをするのが難しい方は、イスに座ってかかとを上げ下げしてくださいね。 また、食生活を見直すこともむくみ予防につながります。 味噌やしょうゆを多用する和食は、塩分が多くなりがちです。 減塩タイプの味噌に変えるなど、塩分をとりすぎないよう工夫しましょう。 他には、弾性ストッキングも血行不良の改善に役立ちます。 弾性ストッキングとは、足をぎゅっと圧迫することで血流を促す靴下です。 足首からふくらはぎにかけて、段階的に圧が緩やかになる仕様になっています。 血液を下から上へ押し上げるのを補助してくれるので、むくみの予防と解消につながります。 むくみを放置せずむくみづらい体を作りましょう! むくみを長いこと放置していると、むくみ以外の症状を引き起こすおそれもあります。 たとえば下肢静脈瘤は、足の静脈が太くなり、ボコボコしたこぶのように浮き出る病気です。 他には、エコノミー症候群もあげられます。 エコノミー症候群は血管がつまる病気で、最悪のケースでは死亡することも珍しくありません。 下肢静脈瘤もエコノミー症候群も、血行不良が原因と考えられています。 むくみづらい体を作って、むくみはもちろん、その他の病気も防ぎましょう。 身近にいる家族のサポートも大切 足や手がむくんでいても、本人は気づいていないケースも少なくありません。 そのため、本人がむくみの症状を訴えていない場合でも、身近にいる家族が定期的にチェックしてあげることが大切です。 また、1日を通して座っている状態が目立つようなら、散歩に誘うなど体を動かす機会をつくってあげましょう。 体操やウォーキングも、無理なく続けることが重要です。  
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年末年始のケガや事故について
年末年始にはやるべきことや行事なども増えますし、冬に使用機会の増える暖房や、冬によく供される食べ物などが事故につながる可能性も高まってきます。 今回は慌ただしくなるタイミングだからこそ注意すべき、それらの「年末年始に起きやすい高齢者の事故やケガのシチュエーション」についてまとめていきます。 大掃除によるケガや事故 大掃除では普段掃除しない家具の裏や高い天井の掃除などをする場合もありますが、重いものを動かしたり、バランスを崩しやすい脚立を使ったりするため怪我に繋がりやすく注意が必要です。 脚立に関してはしっかり開いた状態でロック機構などを使って安定性を高めた状態で使い、なるべく作業をする人と脚立を押さえる人で、二人以上での作業を行うことで事故を未然に防ぐ事ができます。 また大きな家具などを動かす時は、多少面倒でもなるべく家具の中や上に乗っている物をきちんと取り出して、家具自体を軽くして移動させることが重要です。 暖房器具によるケガや事故 暖房器具は大きな事故やケガにつながる事も多く、特に注意が必要な部分です。 特に上で何かを焼いたり温めたり出来るタイプの石油ストーブなどは、タイマー機能などもついてない事が多く、暖かさでウトウトしているうちに上に乗せたものを加熱しすぎて炎上、延焼する危険性があります。 できればタイマー付きの物、また直接加熱部が露出していない、温風だけを出してくれるタイプの物を選ぶことでそうした事故を減らせます。 また冬には空気も乾燥していて物が燃えやすく、ホコリなども舞いやすいので、コンセント周りに燃えやすいホコリが集積していないかちゃんとチェックし、積もっているようならきれいに掃除しておくことも大切です。 食べ物による事故 日本のお正月といえばお餅を食べる家庭も多いでしょう。 周知のことではありますがお餅は高齢者の死亡事故として比較的多い物となっています。 特に「今まで食べていたものだから大丈夫」と考えてしまう人も多いのですが、実際には加齢によって嚥下する力は落ちるので、本人も気づかぬうちに「お餅を飲み込めない」体になっていることもあります。 お餅を食べる際はなるべく小さく切って供するようにしたり、お餅を食べるのは家族で集まっている時などに限定するなどの方法で事故を防げるでしょう。 ケガや事故をせず新しい年を迎えましょう 高齢者の居る家庭では、お正月の事故やケガが非常に多いので、今まで大丈夫だからといって油断するべきではないでしょう。 特に加齢による身体能力の衰えというのに自覚がない方も多く、思ったとおりに体が動かないことで引き起こされる事故もあります。 特に上記の物は全国的に最も多いとされる家庭での事故なので、これらに注意しておくことで新しい年を安心して迎えることができるでしょう。 お年寄りの居る家ではいつもより少し事故やケガに注意して過ごしてみよう お正月は大掃除をしようとして無理をしてしまったり、暖房器具やコンセントのショートによる火事・火傷、また餅が喉に詰まることでの窒息など、注意すべきことが多くあります。 いずれもポイントポイントで注意しておくことで未然に防ぐことは難しくない物ばかりではあるので、安心してみんなで新年を迎えるためにも、しっかり安全対策をしておきましょう
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【高齢者の便秘】年齢が上がるほど増加傾向!?
人間は年齢を重ねると体の機能が低下していき、若い時に起こらなかった症状が現れることもあります。 排便がスムーズに行かなくなる便秘もその一つです。 今回は、高齢者の便秘の原因や改善に必要な対処法について解説していきます。 原因 若い時は毎日のように出ていた便が、年齢を重ねたことで急に出なくなるというケースは珍しくありません。 高齢者の便秘で考えられる原因はいくつかありますが、比較的多いと言われているのが筋肉の衰えです。 一見すると関係がないようにも思えますが、人間の体は肛門などの出口に便が近づくと、無意識に周辺の筋肉を緩ませて排便を促す構造になっています。 年齢によって筋力が衰えてくると正常にこの機能が働かなくなって排泄がし難くなってしまうのです。 そのほかにも、食事や水分の摂取量の減少によって、腸に溜まっている便が固まってしまうのも便秘の原因の一つとされています。 病気が隠れていることも・・・ 便秘の原因は機能の衰えや生活習慣の変化だけでなく、病気の影響で便秘になってしまうケースも少なくありません。 排便のペースは個人差がありますが、数か月間に渡って続いている場合に考えられるのが消化器系のトラブルになります。 便秘に繋がる消化器系の病気で疑われるのは大腸ガン、炎症性腸疾患などです。 これらの病気を患っている人は、腸管が通常より狭くなったり正常な働きができなくなるため、便秘になってしまうと言われています。 どちらも初期の段階では気が付き難く、進行してから見つかることが多いので注意が必要です。 急な体重の減少や就寝中の腹中、血便などが見られた時は早めに専門医の診察を受けなくてはいけません。 食事や生活習慣で解消 原因が病気以外だった場合には、日常生活の見直しによって解消することもできます。 まず基本となるのが食生活の改善です。 1日3回規則正しく食べるのはもちろん、排便を促す効果が期待できる食物繊維など、内容にも注意を払っていくことが重要になります。 食事と併せて大事なポイントとなるのが運動です。 筋肉の衰えを防ぐために体に負担が掛からない程度の運動を毎日続けていくことが大切になります。 便の回数や量をチェックして早めに対処する 便は腸に溜まった状態が長い期間続くと糞塊となって、腸閉塞を始めとした様々な病気を引き起こす原因になると言われています。 若い時に比べて出なくなったと感じたら、1週間の回数や1度の排泄の量をチェックすることが大切です。 便秘の原因が病気だった場合には早期の発見が重要となるので、体調に変化がなくても専門の機関で検査を受けるようにしなくてはいけません
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高齢者の自転車、ヘルメットで大切な命を守って!
近頃は自転車移動をメインにする高齢者も増えています。 買い物や近所への散歩など「ちょっとした距離」に活躍する手軽さが魅力の自転車。 そんな手軽で身近なイメージの自転車ですが、実は死亡事故につながるケースもあるのをご存じでしょうか。 そこで、命を守ってくれるツールである「ヘルメット」について考えてみましょう。 高齢者に多い自転車事故は? 自転車に関する専門家らによる「自転車の安全利用促進委員会」の調査・分析によると、2015年の高齢者(65歳以上)の自転車事故は19,510件と、年間にして実に約2万件発生しています。 他の世代と共通して多いのは出合い頭の事故で、53.1%となっています。 これらの事故にはどのような傾向があるのか見てみましょう。 例えば、ハンドルを正しく制御できない、意識せぬ方向にハンドルをきってしまうといった運動神経の低下から起こる事故。 実際に、高齢者はハンドル操作の誤りが他の世代と比較して約2.5倍高くなっているという同調査のデータもあります。 また、転倒事故も高齢者には多く、年間の全転倒事故のうち、45%と実に約半数を占めています。 この傾向から、高齢者の自転車事故にはさまざまなケースがあり、決して軽視できるものではないと言えるでしょう。 免許返納後の自転車事故も増えてます 最近では高齢の方の自動車免許返納が増えていることも背景にあります。 警視庁の運転免許統計によると、2019年の運転免許の自主返納人数は約60万人であり、これは制度を導入してから過去最多の数字です。 そして、免許返納後の生活の足として欠かせないのがやはり自転車。 電動アシスト自転車を運転する高齢者も増えているようです。 メリットも多くある電動アシスト自転車ですが、一般的な自転車と同じくきちんとした安全対策をしなければ危険性は同じと言えるでしょう。 自転車に乗るときは、決して油断せず「車と同じ」という気持ちで安全確認やルールをきちんと守ることが大切です。 また、視力や運動神経など自分の体の状態を十分に理解したうえで運転するとよいでしょう。 自分に合ったヘルメットを選びましょう! 自転車の対人事故のなかには高額な賠償金を伴うケースもあるため、自転車保険への加入を義務化または努力義務とする自治体も多くなってきています。 しかし、いざというときに保険だけでは不安ですよね。 そのために注目すべきなのが「ヘルメット」です。 高齢者の自転車事故で、死亡に繋がるケースは頭部を強く打ったことによる致命傷が多いと言われています。 万が一の転倒事故に備えたヘルメットの着用は、命に関わる頭部を守るためのお守りになるでしょう。 最近はコサージュが着いたオシャレなものなど、デザイン性と安全性を両立した多彩なヘルメットも増えています。 ぜひ、この機会にゆっくりと調べてみてはいかがでしょうか。 自治体によっては補助制度もあるので活用しましょう! 転倒事故の発生場所としては、狭い裏道や歩道などが多く、安全運転には細かな速度調整も必要です。 しかし、認知機能や身体機能の低下によりそれらが難しくなっていることも多いのが現状です。 このような高齢者の特性に配慮し、自治体によっては自転車用ヘルメットの購入費用を一部負担してくれるところもあります。 自分の自治体についても調べてみると良いでしょう。 ヘルメットはいざというときのお守り 自動車の免許を持っていない、または返納した高齢者にとって、生活の足である自転車は欠かせないものと言えます。 しかし、どれだけ気を付けていても体が言うことを聞かず、怪我をしてしまったというのは高齢者に限らず誰の身にも起こることです。 しかし、しっかりと気をつけていれば軽傷で済む可能性もあります。 これからも自分の足で元気に出かけるためにも、日頃からヘルメットの着用を心がけたいものですね
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高齢者に多いお薬トラブル
年齢を重ねるにつれて持病を抱える人も増えてきます。 服用する薬の種類も増えていき、それに伴って薬に関するトラブルにも注意が必要になります。 この記事では高齢者に多いお薬トラブル、服用時の注意点、管理の工夫などについて紹介します。 どんなトラブルが多いの? 高齢者の薬に関するトラブルでよく聞かれるのが、まず薬による副作用です。 高齢者は加齢とともに肝臓や腎臓の機能が低下しており、薬の代謝や排せつに時間がかかるため、薬が長時間体内に留まり続けます。 加えて細胞内の水分量が減って体脂肪が増えているため、水溶性の薬は血中濃度を上昇させ、脂溶性の薬は体に蓄積しやすくなります。 その結果、薬が必要以上に効き過ぎて副作用が発生するのです。 副作用によって体調が悪くなると、さらに他の薬に手を出して症状を悪化させてしまうケースもあります。 相互作用もよく起こりがちなトラブルです。 高齢者は2種類以上の薬を飲む人が多く、それぞれの医療機関から処方されている薬の飲み合わせが悪いと、薬が効き過ぎたり効果が弱くなったりします。 また薬の種類が多いと、飲み忘れや飲み間違いも起こりやすくなります。 認知症の有無に関係なく、単純に似ている薬を間違えて服用する、勘違いで同じ薬を重複して飲んでしまうといったトラブルです。 飲み忘れは薬の効果を弱める原因になり、飲み間違いは副作用を引き起こす可能性が出てきます。 注意点 高齢者の薬の服用時の注意点は誤飲と誤嚥です。 薬を重複して飲んでしまう誤飲はもちろん、包装シートごと服用してしまう誤飲も実は高齢者に多い事故です。 そのため薬を出す際は、包装シートから出しておいた方が安心です。 また嚥下機能が低下している高齢者は、錠剤やカプセル、粉薬のいずれにしても薬が飲みにくくなっています。 服用前はまずは口の中を適度に湿らせておき、ゼリー状のオブラートで薬を包んで飲むようにすると、スムーズに飲み込めるようになります。 お薬管理の工夫 大量の薬を扱う上では管理の工夫も必要です。 そもそも薬によって食前や食後、食間、就寝前といったように服用するタイミングは違うため、服用する時間帯に分けて薬を仕分けしておく事がポイントです。 1週間分の薬を朝昼夜と色分けした箱か袋に入れておく、または1日ごとに朝昼夜の分を仕分けしてチャック付き袋に入れておくと間違いのリスクも減らせます。 カレンダー型の大きな薬入れも便利で、日付ごとに1日分の薬を整理して入れておく事が出来るため、飲み忘れや飲み間違いを防げます。 高齢者の服薬には周りのサポートも必要 薬の種類が複数あると、本人はしっかりしているつもりでも飲み間違いが起こりやすくなります。 同じ薬を重ねて服用すると副作用も起こりやすく、ふらつきや転倒で骨折してしまう可能性もゼロではありません。 周りでサポートする人はただ薬を渡すだけではなく、飲みやすさや飲み間違いの防止に気を配っていく必要があります。  
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介護施設で行われるレクリエーションってどんなのがあるの?
介護施設などでは利用者向けにレクリエーションの時間を設けています。 このレクリエーション、一体何のために行われているのでしょうか。 今回は、レクリエーションを行う目的やレクリエーションの例、行う際のポイントなどレクリエーションに関するさまざまな事柄を解説します。 レクリエーションの効果について レクリエーションは参加者が皆一緒に何かに取り組むことができる楽しい時間です。 ただし、楽しむことだけが目的と言うわけではありません。 レクリエーションを通して、体や脳などの機能を活性化させる、トレーニング的な意味合いも持っているのです。 個人差はあれど、人は誰でも年を重ねるごとに体が老化していきます。 しかし、老化によって体が思う通りに動かないからと言って、あまり体を動かさずにいると、体の機能低下は一層進み、さまざまな症状があらわれるリスクが高まってしまいます。 そこで、レクリエーションで無理なく運動や頭の体操を行うことにより、体の機能低下や認知症の予防・進行防止などさまざまな効果が期待できるのです。 レクリエーションの種類について レクリエーションにはさまざまな種類があります。 代表的なもののまず1つが、体を動かすレクです。 座ったまま楽しむダンスなどもあり、広々した運動スペースがなくても、激しい運動をしなくとも、体を動かすことは可能です。 手先・指先を使ったレクもあります。 折り紙・塗り絵・工作など、物作りに関するもの、お手玉やおはじきなど、手指を使った遊びに関するものなどです。 また、しりとり・トランプなど、考えて遊ぶレクもポピュラーです。 手指を使ったり、考えたりしながら行うレクは、脳の活性化に効果的だと言われています。 レクリエーションを行うときのポイント レクリエーションを行うときに大事なポイントは、参加者がリラックスした状態で楽しめるよう意識することです。 レクリエーションにはさまざまな効果が期待できることは先に述べました。 しかし、それがやりたくないのに嫌々参加するものになってしまっては、せっかくのレクリエーションもあまり意味がなくなってしまいます。 運動のため、トレーニングのために義務感から行うのではなく、まずは参加者自身がレクリエーションを楽しみ、心身ともにリフレッシュできるよう、環境づくりや進め方などを工夫しながらレクリエーションを行いましょう。 その人それぞれにあったレクリエーションで充実した日々に どのようなレクリエーションを行えばよいのか考えるのは簡単なことではありません。 しかし、自分にあったレクリエーションができれば、利用者の時間はより充実したものになるはずです。 なかなか運動ができない人、認知症の予防に力を入れたい人、人によってそれぞれ状況は異なります。 その人にそれぞれにマッチするレクリエーションを考え、楽しみながらトレーニングを行えるようにしましょう。 レクリエーションを利用して楽しくトレーニングを 遊び・創作活動などを通して運動や脳トレができるレクリエーションはお年寄りには非常におすすめです。 種類もさまざまあるので、レクの目的などを考えた上で選ぶと良いでしょう。 ただし、身構えた状態で行うのではなく、リラックスしながら気負わず楽しむことが大切。 ぜひこの記事を参考にしながら、その人にあったレクリエーションを考え、一緒にやってみてください。  
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【手押し車】シルバーカーの選び方
高齢者用手押し車はシルバーカーとも呼ばれ、高齢者の歩行をサポートしてくれる便利な道具です。 加齢によって足腰が衰え、歩行が心配な場合に使用します。 転倒などのリスクを回避することができるためシルバーカーは人気です。 シルバーカーの選び方を詳しく解説します。 選び方とポイント シルバーカーを選ぶ際には、実際にどんな場所でどのように使用するのかを考えることがポイントです。 シルバーカーにはコンパクトなものや、荷物が多く入れられる大きめのものなどがあります。 バスや電車などを利用する場合にはコンパクトなタイプが合っていますし、買い物に使用する場合には荷物を入れるスペースがあるものが便利です。 シルバーカーを使用する道の幅なども事前に確認しておくと、購入後に使いにくいといったトラブルを回避できます。 購入方法 シルバーカーは人気のため、様々な場所で購入が可能です。 ホームセンターや家具屋、ネットショッピングなどで取り扱っている場合もあります。 ただし、それらの場所ではシルバーカーの品ぞろえや在庫が少ない場合もありますので注意してください。 介護用品の専門店はシルバーカーを豊富に取り扱っていますし、介護商品の知識があるスタッフから説明を受けることも可能だというメリットがあります。 安全基準をクリアしたものか確認を! シルバーカーを購入する際には、価格に目が行きがちですが価格よりも安全性を重視してください。 安全性が信頼できるものでないと、思わぬ事故やケガにつながることもあり得ます。 安全性を確認するためには、SGマークの有無で判断しましょう。 一般財団法人製品安全協会が定めている安全基準をクリアしたシルバーカーにはSGマークがついています。 海外メーカーによるシルバーカーの中には、安全テストなどを行っているのか不明なものもあるため注意が必要です。 一緒に見て選びましょう どんなに厳選してシルバーカーを選んでも、高齢者本人が不満を感じて使ってもらえないというケースもあります。 高齢者の身長や生活環境などによって最適なシルバーカーは異なるのが特徴です。 また高齢者はこだわりが強くなる傾向もありますので、できれば一緒にシルバーカーを見て本人が気に入って使えるものを選ぶのがベストです。 シルバーカーは慎重に選ぼう! シルバーカーは歩行をサポートする道具として便利です。 荷物を載せられたり、疲れた時にはイスとしても使用できるのでどこでも休憩をすることができます。 様々なタイプのシルバーカーが販売されていますが、安心して使用するためにも安全基準をクリアしているものを選びましょう。 また実際に使用してみて、高齢者の体に合っているかを確認するとより確実です
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指は第二の脳!指体操で脳を活性化
「認知症を予防するには指先を使うのがいい」という言葉を聞いたことはないでしょうか。 複雑な動きを行う指には、脳に繋がる神経がたくさん通っています。 指先を積極的に動かすようにすれば、それだけ脳に刺激が届くようになるのです。 指体操をご紹介 指を使うのがいい、と聞いても、具体的にどうすればいいのか困ってしまうもの。 そこでおすすめなのが、ちょっとした隙間時間に実行できる「指体操」です。 新しい道具を揃えたりする必要もなく、気軽に始めることができます。 まずは簡単な動きからスタートしましょう。 最も簡単な「指折り体操」は、親指から小指まで順に曲げていく運動です。 最初に右手の親指を曲げて伸ばします。 同時に数を声に出して。 同じように人差し指、中指、薬指、と続けて、最後の小指まで繰り返します。 終わりまで言ったら左手も同様に。 他の指が一緒に曲がってしまわないように注意するのがポイントです。 「指のすれ違い体操」は、両手を合わせた状態で行う体操です。 両手を合わせたら、両方の親指を交差させるように動かします。 他の指は動かさないように注意してください。 このとき「今日の朝ご飯は何だったか」など、同時に頭を使うようにするとより効果的です。 同様に動きを他の指でも順に繰り返していきます。 慣れればアレンジしてチャレンジしましょう 指体操にはいろいろな動きがあります。 中には普段あまりしない動きが含まれているものもあるので、できないからとがっかりする必要はありません。 最初から難しいものに挑戦するとできないことに落ち込んでしまう可能性があるので、簡単なものからスタートして、慣れてきたら複雑にしていくのがおすすめです。 始める指を親指から変えてみたり、指体操をしながら早口言葉に挑戦するなど、アレンジの仕方はたくさんあります。 毎日続けることが大切です 指運動は毎日少しずつ行うことが大切です。 一度に頑張りすぎて疲れてしまうことがないよう、上手くコントロールしていきましょう。 毎日5分ほど行う習慣を付けるのが理想的です。 頑張りすぎて手首や手が痛くなってしまったら、体操の後にストレッチを行ってクールダウンするようにしましょう。 疲れを残さないようにするのも、毎日続ける秘訣です。 気軽に始めてみよう 指運動は座ったままでも行うことができるので、動くのが難しくなってしまったお年寄りでも気軽に始めることができます。 片手が動かない、麻痺があるなどそれぞれ違った体の状態を抱える人が集まる介護の現場でも、みんなでできる運動として取り入れているところも多いです。 できるレベルに合わせて、気軽に脳に刺激を送りましょう。  
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生活保護を受けていても老人ホームに入れます
高齢者用の介護施設として知られている老人ホームですが、入居費用が高額になりやすいイメージがあります。 しかし、生活保護を受給している高齢者でも利用が可能な老人ホームも少なくありません。 老人ホームの入居費用の詳細や施設の選び方について学びましょう。 どんな施設があるのか・・・ 生活保護を受給している高齢者でも利用できる介護施設として、特養の略称で知られる特別養護老人ホームがあります。 国や自治体からの補助を受けている公的な施設なので入居者の金銭的な負担が少ないのが特徴です。 低所得者層に含まれる生活保護受給者でも利用できる施設と言えますが、安く利用できるために順番待ちの状態になっている施設が少なくありません。 また、利用するには要介護の数値が3以上と決められているのも注意点のひとつです。 そのため、一日でも早く介護施設を利用したい人や要介護の数値が条件に合わない人は民間の有料老人ホームを選ぶことになります。 民間の老人ホームは運営会社が決めた条件に合致していれば誰でも入居が可能です。 費用はいくらかかるの? 老人ホームへ入居するための費用は平均すると約15万円から20万円ほどとされています。 その内訳は施設に入居するための家賃や毎日の食事代、さらには介護サービスの自己負担金などです。 生活保護を受給している高齢者であればそれぞれの費用別に自治体から一定額が支給されるため、原則的には自己負担の必要はありません。 しかし、支給される補助金には上限がある他、居住する市町村によって金額が異なります。 そのため、自己負担をせずに老人ホームに入居するなら自治体の窓口やケースワーカーへの相談が不可欠と言えるでしょう。 老人ホームを探すときの注意点 老人ホームの看板を掲げている施設のすべてが生活保護受給者を受け入れるとは限りません。 費用の問題から一定金額以上の収入が必須条件としている施設も少なくないため、探す際はその点を注意する必要があります。 また、条件に合致する施設を見つけても満室で入居できないケースがあります。 自治体の生活保護受給の窓口には高齢者向けの介護施設に関する情報が集まるので、効率的で迅速な老人ホーム探しを行うには窓口で相談するのが最適と言っても過言ではありません。 介護施設との連携によって、速やかに空き室への入居手続きができる可能性があります。 お金がかかりそうと諦めずにまずは相談することが大切 生活保護のお金だけでは老人ホームへの入居ができないと諦めてしまう高齢者は決して珍しくありません。 老人ホームはお金がかかる施設というイメージがあるのが理由ですが、施設によっては生活保護受給者でも受け入れる所があります。 最初から諦めるのではなく、まずは自治体の窓口に相談して正しい情報を得ることが安心して暮らすための第一歩です。  
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介護パジャマの選び方
高齢化社会が進み、施設や自宅で介護することも多くなり、様々な機能を持った介護用パジャマも増えてきました。 このパジャマはケアされる側だけではなく、する側の負担も軽減するように工夫されています。 どんなパジャマの種類があるのか、選び方も含め説明します。 介護用パジャマの種類 上下に分かれているパジャマ 介護用は通常のパジャマと違い、殆どが前開きになっていて、ボタンの代わりにマジックテープやファスナーを使用することで、着替えの負担を減らしています。 上は食事、下は排泄などで汚れた際には、それぞれ別に着替えができて、介護施設や自宅介護、病院などで幅広く使用されています。 つなぎパジャマ 上下とも繋がっていて一体化し、首元から足元まで前開きができるようになっています。 これには大きく分けて2つの種類があり、ホックが付いていないものと、特殊なホックを付けることでファスナーを下ろせないようにしたものがあります。 このパジャマは認知症の人による自傷行為や、オムツいじりなどの不潔行為を防止したり、オムツ替えや体の清拭が短時間で行うことができます。 その他にも胃瘻の管を部分的に出せるように、部分開閉が出来るつなぎパジャマもあります。 ねまき 左右の前合わせを紐で結ぶだけなので着替えがとても簡単で、手術や検査等また骨折した場合によく使用されています。 ゆったりと作られているので前がはだけないように、マジックテープやボタンなどを取り付けたねまきもあります。 介護用パジャマの選び方 使用者の介護の度合で選ぶ 介護用パジャマは使用者や介護に応じて工夫がされているので、それに合わせたパジャマを選ぶ必要があります。 介護の度合に合わせて、自分である程度動けるようなら上下のパジャマタイプ、認知症がある場合はつなぎパジャマタイプを選び、寝たきりで動くことが困難であれば、ねまきタイプにするなど、ケアを行う際に便利なものを選ぶと良いでしょう。 肌に良いものを選ぶ 着替えがとても簡単なパジャマですが、使用する人にとって快適であることも重要です。 寝たきりの場合、床ずれなどを引き起こしたり、通気性が悪いものだと汗疹など起こしやすくなるので、布地は肌に良いものを選びましょう。 肌に優しい綿は吸湿性・吸水性にも優れています。 何度も洗濯をして使用したいのであれば、綿とレーヨンを混紡した素材を選ぶと柔らかさが長続きします。 綿とポリエステルの混素材は速乾性があり手触りもよいので、暑い季節にはとても良いですが、冬場は静電気を帯びやすい素材なので注意が必要です。 使用者の好みを参考に選びましょう! 介護用のパジャマといえば、白や薄い青色などの清潔感ある色合いが多かったですが、最近では明るくて華やかなデザインも増えてきています。 長期間の入院や寝たきり状態の場合、殆どパジャマ姿で過ごすことになるので、少しでもおしゃれを楽しんだり、明るい色合いのパジャマを着ることで、気持ちも明るくなります。 使用者の好みを聞き出して、パジャマを選んでみてはいかがでしょうか。 介護用パジャマの機能を上手く使って快適な介護生活を送りましょう 介護用パジャマはケアする側・される側の両方の負担の軽減にとても役に立つアイテムです。 着替えが簡単で、そして介護の度合に合わせてパジャマの種類を上手く使い分けることで、介護を快適にします。 また、肌に良い布地やおしゃれなデザインも増えてきているので、着る人の好みやこだわりを大切にして快適に過ごせるようにパジャマを選んでくださいね
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免許証返納について
高齢者の中には自動車の運転が困難になり事故を引き起こしたくないという考えから、自動車免許証の自主返納を検討する人が増えています。 この記事では、免許証の返納方法や返納後に受けられる特典などについてまとめました。これから免許返納を考えている人はぜひ参考にして下さい。 返納の手順は? 運転免許証の返納を希望する場合は、警察署・運転免許センターで手続きを行うことができます。 ただし返納の手続きは免許証の有効期限内であること、手続きは本人が直接行わなければいけません。 たとえ家族でも代理人が免許返納手続きを行うことはできませんので注意して下さい。免許証返納後に本人確認書類を希望する場合は、運転経歴証明書を発行して代わりに使用できます。 運転経歴証明書は返納した日から5年以内は発行可能です。また道路交通法が改正された平成24年4月1日以前に免許証を返納した人でも、返納から5年以内であれば発行することができます。 返納後にうれしいサービスも! 免許証を返納すると様々なサービスを受けることができます。 例えば運転経歴証明書を提示すると、サポート企業の商品を購入した際に割引サービスを受けることができたり、ホテルや民宿を利用した時に宿泊料が割引されたりすることがあります。 また、バスや電車などの各交通機関が割引になるサービスを実施している自治体もあります。免許返納後に受けられるサービスは各地方自治体によって異なりますので、都道府県警察のホームページなどで確認するといいでしょう。 家族で話し合うことが大切 免許返納を行う時は、自分だけで判断するのではなく家族で話し合うことが大切です。 都市に在住している人は自動車に乗らなくてもバスや電車などの交通機関を利用することができますが、地域によっては自動車が必需品の場合もあるでしょう。 免許を返納すると生活に支障をきたす場合は、返納後のライフスタイルもしっかり考える必要があります。 地域によっては高齢者を対象にした無料バスを提供している場合もあります。家族と話し合うことでそのようなサービスを積極的に利用することや、家族が代わりに自動車を運転するなどの解決策が見つかるかもしれません。もし自分の運転に対して不明な点がある場合は、運転適性相談窓口などを利用し、それから免許返納を検討することもおすすめです。 免許返納は家族と話し合い納得して行うことが大切 免許返納を行った後も本人確認書類が発行され、様々なサービスがありますので決して損をすることはありません。 しかし、人によっては免許返納し自動車が運転できなくなると生活が一変する人もいるでしょう。 免許返納は高齢による交通事故発生を防ぐために大切ですが、返納後のライフスタイルまでしっかり考え、家族と話し合う必要があります。じっくり検討してから返納しましょう
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3人に1人が65歳以上?!2025年問題って知ってますか??
高齢化社会と言われていますが、実際にどういうことが生活に影響してくるのかイメージしたことはありますか。 日本はこれから超高齢化社会に向かっていきます。今後、どんな問題が予想されているのかみていきましょう。 2025年問題とは? 2025年問題とはベビーブーム世代が75歳以上の後期高齢者になり、介護や医療、社会保障費について与える影響が増えることを指します。2025年には、後期高齢者の人口が2200万人以上になると予想されています。 これは国民の3人に1人は65歳以上、そして4人に1人は75歳以上になります。医療、介護、社会保障費以外にも労働者が減ることにより、経済への影響も心配されています。 起こりうる様々な問題 高齢者にとって医療と介護は必要不可欠です。医療を利用する高齢者が増える一方、受け入れる病院、医師や看護師が不足することが予想されています。治療を受けたくても、受けることができない可能性もでてきます。 同様に介護サービスを受けたい高齢者は増えますが、十分な介護施設や介護士の確保ができず、要介護認定を受けている高齢者ですら、介護施設に入所できない、訪問介護を受けられない、といったことが予想されます。 さらに、2025年には社会保障費が、約150兆円になると予想されています。 2012年と比べると、40兆円増える計算です。この社会保障費を支える働く現役世代にとっては、大きな負担になることが予想されます。 負担を大きくしない様にするために、年金の支給年齢を引き上げたり、支給額を減らされてしまう可能性があります。 自分にできること これから迎える2025年問題に対して、政府も取り組みを考えていますが自分でもできることがあります。不安なまま老後を迎えるよりは、自分でできる準備をして不安を減らしておきましょう。 年金の支給額が減少するかもしれないことに備えて、今から貯金を見直してみてください。単身世帯で約1900万円必要と言われています。 貯金以外にも投資信託を利用したりして老後資金を準備しておきましょう。 病院にかかる回数、医療費を抑えるためにも健康づくりも大切になってきます。 介護予防プログラムに参加するなどして、専門家の指導のもとエクササイズやトレーニングをして病気になりづらい、ケガのしづらい体づくりをしましょう。 2025年問題に向けて 75歳以上の後期高齢者の人口が増えることで、医療、介護、社会保障費などへの影響が懸念されており私たちが直面する2025年問題は、想像以上に深刻な問題です。政府の対策だけに頼らず、老後資金の準備や医療、介護になるべく頼らないで暮らしていけるように、自分で準備することも必要になってきます。 自分のためにも、家族のためにも早くから備えておいて損はないです
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死に至る場合も・・・「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」について
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」は近年患者数が増加しており、特に高齢の患者が多いことから問題視されている病気の一つです。 タバコが主な原因といわれていますが、いったいどんな病気でどのような症状が出るのか、またどういった点に注意したらよいのかについて見ていきましょう。 「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」とは 「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」は、タバコの煙など有害物質を含む空気を長期間吸い続けることで起こる呼吸器の病気です。 患者の多くは喫煙者で、特に中高年男性が多くなっています。 鼻から入った空気は気管支を通って肺胞へ渡り、肺胞では酸素を血液中に取り入れ二酸化炭素を排出するガス交換が行われます。しかしタバコに含まれる有害物質は気管支や肺胞を傷つけてしまうため、このガス交換がうまくできなくなってしまうのです。 症状 COPDの初期症状としては、しつこい咳や痰が挙げられます。これは気管支の炎症によるものです。 病気の進行は比較的緩やかですが、炎症が肺胞まで進むと呼吸がスムーズに行えなくなって、息切れや息苦しさを感じやすくなり、喘鳴(ぜいぜいといった呼吸音)が聞こえるようになります。 最初は坂道や階段を上るときに息切れをする程度ですが、病気が進むにつれて日常生活のちょっとした動作でも息苦しくなり、最終的には呼吸困難に陥ることもあります。 気になったらすぐ病院へ! 日本人の三大死因はがん・心臓病・肺炎ですが、最近ではCOPDが増加しており、いずれは死因の第3位に入ると予想されています。 中高年に発症することが多いため加齢などによる合併症や併発症を伴うことが多く、最悪の場合命にかかわることもある病気です。 少しでも症状がみられたときには、すぐに病院で診察を受けましょう。COPDは完治の難しい病気ですが、適切な治療やリハビリにより、ある程度生活の質を維持することが可能です。 老人ホーム選びにも注意を 高齢の方でCOPDの症状が進み、在宅酸素療法が必要な場合は老人ホームを選ぶ際にも注意が必要です。 酸素ボンベの扱いは医療行為に当たるため、介護スタッフが行うことはできません。必ず医師か看護師が常駐し、在宅酸素療法に対応しているところを選びましょう。 こうした老人ホームでは日常の健康管理や定期検診、万が一の際のケアなどもしっかりしているので安心です。 重症化すると老人ホーム選びにも制限が・早期発見早期治療が何より大事 COPDは病状が進むと酸素ボンベが手放せなくなり、日常生活にも大きな制限ができる病気です。 完治することは難しいので、自覚症状が出たら早期に病院を受診し、禁煙や治療をしっかり行うことで進行を抑えるのが第一義となります。 在宅酸素療法となると入れる老人ホームも限られてしまうので、そこまで進んでしまう前に手を打つことが大切です
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介護保険制度について知ろう!
介護を受けたい、あるいは介護が必要な家族がいるにもかかわらず、その費用のことで心配している人もいることでしょう。 今回は介護保険制度について考えていきましょう。どんな制度なのでしょうか?どんな手続きが必要なのでしょうか?解説していきます。 どんな保険? 介護保険制度とは介護が必要な人が少ない金額でサポートを受けられるように社会全体で費用を負担する制度です。 もう少し具体的に言うと在宅系サービスや施設系サービス、地域密着型サービスを受けられます。在宅サービスとは家に住みながら介護のサービスを受けることで、もっともポピュラーなサービスです。施設系はもはや自宅で暮らすことが難しくなった要介護者が医療施設に入所してサービスを受けます。地域密着型サービスは要介護者が自分の住んでいる地域に住み続けられるような形で支援やサポートを提供されます。 保険料は?何歳から? 40歳になったら介護保険に加入することが義務付けられています。 介護保険の被保険者は65歳以上の第1号被保険者と40歳~64歳までの第2号被保険者に分けられていて、保険料はそれぞれ異なります。第1号被保険者の額は市区町村が決め、年金から天引きされる形で支払われます。第2号被保険者は加入している医療保険の算定方法に基づき額が決まりますが、健康保険料と一緒に支払われます。 こうして徴収された財源をもとに在宅系サービスや施設系サービス、地域密着型サービスが提供されています。 覚えておかねばならないのは、介護サービスを利用することになっても保険料は払い続けなくてはならないことです。免除されることはありません。 申請から利用開始まで 利用の際には住んでいる市区町村の福祉課に相談するか、もしくは地域包括支援センター問い合わせることができます。申請が受理された後は、市区町村の職員が自宅を訪問して本人とヒアリングをします。この結果と医師による主治医意見書をもとに要介護度が決定されます。その後、ケアマネージャーとともに在宅系サービスか、施設系サービスか、地域密着型サービスかを決めます。 どのサービスにするかを決定する際にはよく話し合いを行い、お互いに納得できるサービスを選ぶことが大切です。 受けられるサービスとは? 冒頭でも少し触れましたが、受けられるサービスについて具体的に解説します。 在宅系サービスは訪問介護と通所介護です。訪問介護はホームヘルパーが自宅を訪問して掃除、洗濯、料理、買い物、通院の付き添いのサービスを提供します。 通所介護は日中に要介護者を一時的に預かってくれるサービスで、食事やレクリエーションが提供されます。 施設系サービスには特養と老健があります。特養は著しく身体の機能が損なわれている、認知症が進んでいる要介護者が入所します。老健は身体機能の回復を目的としていて、理学療法士や作業療法士の指導のもとリハビリがなされます。 地域密着型サービスは介護度が重くなっても介護事業者やボランティアの協力のもと要介護者が地元で末永く暮らせるようにサポートするシステムです。 必要に応じたサービスを選ぶ 日本では高齢化社会が進んでおり、今後も介護を提供できる若者は減少していきます。そのような社会の中で介護保険制度は必要になってきます。介護保険制度は便利な制度ですが、利用するためにはルールや様々な手続きをしなくてはなりません。 提供されているサービスもそれぞれ特徴がありますから、要介護者が心地よく生活できるように、適切なサービスを選択しなくてはなりません。そのためにも情報収集をすることが大切です
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ケアハウス(軽費老人ホーム)について
ケアハウスの種類は「軽費老人ホームA型・B型」「ケアハウスの一般型・介護型」に分かれます。軽費老人ホームA型・B型は独居できない高齢者が入居し、A型は食事の提供を受けることが可能です。B型は自炊が条件になっていて、自分で食事の準備をします。ケアハウスの一般型と介護型は軽費老人ホームC型とも呼ばれ、食事提供や買い物に同行するなどの支援が受けられるものです。一般型は要介護2までの人が入居でき、訪問介護や夜間の見守りサービスなどを通して、自立した生活を目指します。介護型はスタッフが常にいる状態で、付き添いや生存確認・生活介助などをしていることが特徴です。 費用 ケアハウスの費用は施設によって異なりますが、入居の際に保証金を支払い、その後は月々の利用料を支払います。保証金はケアハウス一般型が約30万円、介護型は約30万円~100万円です。月額料金は家賃や光熱費・施設管理費・食費が含まれ、約6万円~20万円になります。介護型は介護サービス費がかかるため、軽費老人ホームA型・B型やケアハウス一般型よりも高めです。 メリット・デメリット ケアハウスのメリットはなるべく自立した生活を目指せることです。個室があるので、プライバシーも守れます。また、ケアハウスの多くはレクリエーションができる環境を整えていて、入居者同士で囲碁や将棋・カラオケなどをすることが可能です。これらのレクリエーションは認知症予防にも効果があり、さまざまな人と会話をしながら生活できるのもメリットでしょう。夜間見守りサービスなどもあり、独居せずに暮らせます。さらに、月額料金も安く、資産や所得が少ない高齢者は優先されるのもメリットです。 ケアハウスのデメリットは、集団生活が必要になることです。他人と同じ空間で過ごすのが苦手な人には、苦痛になるかもしれません。介護が必要ではない人も入居できるため、状況によっては居心地の悪さを感じる場合もあります。また、ケアハウス一般型の場合、介護度が上がってしまうと退去が必要です。ずっと住み続けられるわけではないので、将来的な不安を伴うこともあるでしょう。人気のあるケアハウスの場合、希望してもすぐに入居できないのもデメリットです。 有料老人ホームとの違いは? ケアハウスと似たもので有料老人ホームがありますが、この2つは「運営事業者」「サービス内容」が異なります。ケアハウスは社会福祉法人や地方自治体が運営し、有料老人ホームは社会福祉法人や医療法人・民間事業者などです。また、住宅型と健康型有料老人ホームでは人員の基準が設定されていません。介護付き有料老人ホームと介護型ケアハウスは、介護者3人に対して1人の介護職員か看護職員を置くことが決められています。 自分に合ったケアハウスを見つけよう! ケアハウスには複数の種類があり、施設ごとに受けられるサービスも異なります。よって、自分の状況をしっかりと把握した上で、適したケアハウスを見つけられるといいでしょう。また、ケアハウスのメリットとデメリットを理解し、サービス内容や費用などを比較することが大切です。これを参考に、ケアハウスについて理解してください。  
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介護サービス利用には要介護認定が必要です!
介護が必要な方に対して介護サービスの利用を検討されている家族の方は非常に多いですが、介護サービスを利用するには、要介護認定が必要です。 ここでは、要介護認定とはいったい何か、認定の判断基準や申請方法について解説していきます。 要介護認定とは? 要介護認定とは、介護サービスの利用を希望されている方に対して、どのような介護が必要で、その介護がその程度必要なのかを判断するために行われるものです。 介護サービスを利用するには、「要支援」や「要介護」の認定が必要です。要介護認定には、要支援1、要支援2、要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5までの7つの判定基準があります。 判定基準 要介護認定の認定は、2段階に分かれています。介護サービスを利用するために、市区町村に要介護認定の申し込みをします。申し込みが受付されると、市区町村の担当者による聞き取り調査が行われ、全国一律に客観的に判定するため、コンピュータによる判定が行われます。コンピュータが介護にかかると想定される要介護認定等基準時間を推計して算出し、7つの区分に分類します。その後、一次判定の結果を受けて、医療・保険・福祉の学識経験者で構成される介護認定審査会が介護の必要性を判定し、要介護認定の基準が決定します。 市区町村の担当者による聞き取り調査には、大きくわけて5つのチェック項目があります。身体機能や起居動作、生活機能、認知機能、精神障害や行動障害、社会生活への適応という大きな項目があり、項目ごとにさらに細かいチェック項目があります。担当者が判定を受ける方に話しかけ質問したり、手や足を動かすなどの動作を実際に行ってみてもらい、介護の必要性を判断していきます。 家族に様子をきくこともあります。身体機能や起居動作では、生活に必要な動作がどの程度できるかを判定します。生活機能は、日常生活の行動に伴うことができるかどうかを確認し、認知機能では、名前や生年月日などの記憶を確認したり、短期記憶できるかをチェックします。 精神障害や行動障害は、日常生活を送るうえで支障をきたす行動をしていないかを家族から聞き取りし、社会生活への適応では、社会生活を行うことができるかどうかを見極めていきます。 申請方法 要介護認定を希望される方が住んでいる市区町村の窓口で申請します。 申請は本人、または家族が行います。家族が窓口に出向くことが難しい場合は、地域包括支援センターなどで代行申請してもらうことが可能です。 介護サービスを利用するなら要介護認定の仕組みを知ろう 介護サービスの利用を検討される場合は、事前に要介護認定の仕組みを知っておくことが大切です。仕組みを知っておくことで、介護が必要となり、介護サービスを利用したいと思ったときにどうしたらよいのかと困らなくてすみます。認定方法や認定基準、申請方法を知ることで、介護サービスを利用するための準備をスムーズに行うことができます
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認知症高齢者を対象とした「グループホーム」って?
介護施設には色々な種類があり、中には対象を限定している介護施設もあります。その中の一つとして知られているのが、認知症高齢者を対象としているグループホームです。 今回はそんなグループホームという介護施設について、メリットやデメリット、老人ホームとの違いも含めて紹介します。 グループホームとは? グループホームとは、認知症と診断された高齢者を対象として利用することができる入所型の介護施設です。認知症の介護を専門に取り扱っているスタッフの援助を受けながら、5人から9人のユニットで共同生活をすることになります。 入居条件としては認知症の診断を受けていることを前提として、65歳以上の要支援2度から要介護5度までの認定を受けている人です。 また地域密着型のサービスを提供しているという特徴もあるため、施設と同一の市区町村に住民票があることも入居条件の一つとされています。 そんなグループホームの特徴は、認知症介護に特化した施設であることと少人数の共同生活が原則となっているところです。これは認知症にとって落ち着いて過ごせる環境を重視したことがポイントで、家庭にできるだけ近い環境の中で認知症高齢者が穏やかに生活できることを大切にしています。 メリット・デメリット グループホームのメリットは、少人数でアットホームな介護施設である点があります。これによって認知症高齢者でも混乱することなく環境に馴染みやすく、職員の数も少ないことから顔なじみを作りやすいというメリットにつながっています。また認知症介護に特化している施設であることから、ほかの介護施設で受け入れが難しいと言われた認知症高齢者でも入所できる可能性があります。ほかにも家に近い環境で生活するので日常の家事そのものがリハビリになったり、住み慣れた環境から離れずに生活できるところもメリットです。 デメリットとしては、入居条件が限定されているところや看護師の配置義務がないところが挙げられています。特に看護師の配置義務がない点は、医療ケアが必要となった場合に対応できなくなるリスクもあるので注意が必要です。 有料老人ホームとの違い グループホームと有料老人ホームの違いとしては、認知症介護に特化しているかどうかという点以外にも入居定員の違い、そして介護職や看護師の配置に関する違いが挙げられています。 有料老人ホームは認知症をはじめとして介護を必要とする様々な高齢者を受け入れていますが、グループホームは認知症の診断がなければ利用できません。また有料老人ホームは介護職の人員配置が多く看護師を配置しているところも多いため、幅広いケアの対応が可能とされています。それに対してグループホームは少人数での対応が基本で、看護師の配置も義務ではありません。 そのため介護サービスの依存度が高い場合は対応が難しいこともありますが、少人数だからこそ家のようなアットホームな雰囲気であるところが強みと言えるのです。 グループホームは認知症高齢者専門の介護施設 認知症高齢者の介護やケアに特化したグループホームは、まさに認知症になった人たちのための設備や環境が充実しています。 有料老人ホームよりも対応できるケアが限定されてしまう場合もありますが、少人数でアットホームな雰囲気だからこそ認知症の症状の進行を押さえつつ穏やかな生活が送れるように援助できるところが魅力です。