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高齢者の肺炎について

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高齢者の肺炎についてのアイキャッチ

高齢者の死因の中でも上位に位置するのが肺炎によるものです。

それだけ高齢者にとって肺炎は侮れないものですが、そんな肺炎が高齢者に起こった場合は、若い人とは異なる特徴を持って変化していくことに注意しなくてはなりません。

この記事では、そんな高齢者の肺炎について解説します。

 

進行が早く、症状がでにくいのです

一般的に、肺炎は劇的な症状の進行を示します。

肺炎とは、ウィルスや細菌などに感染し気管支や肺に炎症が生じる病気です。

呼吸が苦しいなどの症状があり、これは体の防御機能として白血球が働いた結果、肺の中に浸出液がたまっていき、十分な酸素を取り込むことができなくなるためです。

そうなると、血管に酸素を送り込めなくなるため、血中の酸素濃度を測ると下がっていることが多いです。

若い人でも肺炎を引き起こすと、高熱による衰弱と血中の酸素濃度の低下によって症状が悪化してしまいますが、高齢者では状態の悪化がさらに急速に生じます。

高齢者の肺炎が恐ろしいのは、若い人ほど発熱が顕著ではないことです。

少し発熱して息苦しいという症状が、実は肺炎だったということも少なくはありません。

また、高齢になると咳や痰も出にくくなります。

そのため、高齢者では少し体調が悪そうだと感じた場合は常に肺炎を念頭に置いておき、早めに医療機関の診察を受けることが大切です。

甘く見ていると、次の瞬間には状態が急に悪くなることも考えられます。

 

誤嚥性肺炎も増えています

誤嚥性肺炎とは、食物や唾液が食道ではなく気管に入ってしまうことによって起こる肺炎のことを指します。

一般的な肺炎が飛沫などに含まれるウィルスや細菌を吸い込むことが原因であるのに対し、誤嚥性肺炎は食物や唾液とともに口腔内の雑菌が肺内に侵入して繁殖することが特徴です。

高齢者は飲み込む力が弱くなったり、気管に食物が入ることを防ぐ力が弱まっているため誤嚥性肺炎を起こしやすいといえます。

そのため、急に痰や発熱などの症状が見られた場合には注意が必要です。

 

早期発見で重症化を防げます

高齢者が肺炎で重症化しないために必要なのは早期発見です。

しかし、高齢者の肺炎は初期症状が目立たないため見逃してしまうことも少なくありません。

食欲がない、少量の痰や微熱、だるいなどの症状がある場合は肺炎を疑いましょう。

病院では痰の検査や血液検査、胸部レントゲンなどによって診断が行われます。

一度寝たきりになるとなかなか元には戻れない高齢者にとって、肺炎の早期発見は健康寿命を延ばすためにも大切なことなのです。

 

高齢者にとって肺炎は起こしやすい疾患であり致命的な疾患

高齢者は一般的な感染性の肺炎だけでなく、誤嚥性肺炎にも注意が必要です。

熱などの症状が若者ほど顕著には現れず、初期症状だけでは見つからないこともあります。

高齢者にとっては死因の上位に上がる疾患でもあるため、決して侮ってはいけません。

そのために早期発見をして重篤化を防ぎましょう。

そして口腔内を清潔に保って予防にも努めてください。

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