料理をすることは、認知症予防に効果がある!?

頭を使う動作を行うことで脳細胞のつながりが増え、記憶力が向上することに繋がります。
料理など、普段何気なく行っていることが実は認知症の予防に効果を発揮することがあります。
認知症予防は自分の生活に取り入れやすいものを選ぶことが無理なく続けるコツです。
今回は、料理をすると何故認知症予防に繋がるのか紹介します。
目次
五感を刺激して手先を動かすのは効果大!
食材を切ったり、つぶしたりなど、料理をする時には手を使います。
手を動かすことで脳神経が活性化し、脳の血流が増えます。
料理を通じて五感を刺激することにより、認知症の予防をすることができるのです。
料理というのは、段取りを意識し、手際よく作ることが重要です。
一度に2つ以上のことを同時に行うことを「デュアルタスク」と言います。
認知症予防に得に効果的なのは、このデュアルタスクです。
次の段取りを考えながら料理をすることで、立派な脳のトレーニングになるのです。
デイサービスなどでは、料理療法を取り入れる動きが広まっています。
料理を利用者に手伝ってもらうことにより、脳を鍛えることができるでしょう。
デイサービスでみんなでご飯を作るうちに、料理の楽しみがわかってお家で料理作りに挑戦してもらえることもあります。
包丁や火の始末はサポートしてあげましょう!
認知症予防には料理が効果的ですが、高齢者の方が料理をする時は、包丁や火の始末のサポートをしてあげましょう。
料理をあまりしたことがない人の場合、包丁の使い方にも慣れていないので、怪我をしてしまうこともあります。
怪我をしてしまうと、料理を作るのが嫌になってしまうこともあるでしょう。
また、認知症が発症すると、キッチンで火の消し忘れやお風呂のガスをつけっぱなしにするということも増えてくるでしょう。
火の始末は生命の危険にも関わってくるので、しっかりとサポートしてあげることが大切です。
料理をして食べる楽しみも大切ですね!
料理の一番の楽しみは、出来上がったものを食べる瞬間です。
美味しい料理ができた時は、「大変だったけどまた作りたい」と、そんな気持ちにさせてくれます。
食と健康は密接な関係にあります。
健康に生きるためには、「みんなで美味しく食べる」ということが重要になってくるのです。
料理を通して食べる楽しみを知ってもらうことで、低栄養の予防にもなり、毎日の健康を維持することにも繋がるでしょう。
料理は認知症予防に役に立つ
「危ないから」という理由で認知症の人の代わりを全てやってしまうと、事故のリスクなどはないですが、急激な身体機能や認知機能の低下を招きます。
サポートがあれば、認知症の方でも料理をすることができる場合があります。
一緒に作ることで、楽しみながら料理を行えるだけでなく、良い信頼関係を築くきっかけにもなるでしょう。