高齢者の生活にラジオ体操を取り入れてみましょう!

子供が夏になるとよく行うラジオ体操ですが、実はこの運動は高齢者にとっても高い効果があるといわれています。
介護施設でもラジオ体操を取り入れているところは少なくなく、高齢者の健康維持の役に立つ方法として人気があります。
目次
ラジオ体操の効果について
ある以上の年齢になると転んで大怪我をするなどの、問題が起こりやすくなります。
ラジオ体操はそのような問題の予防としても効果が高く、日頃使わない筋肉などを鍛えられる特徴を持っています。
この体操は関節を曲げる伸ばすなどの13種類の運動で構成されていて、体を動かす機会が減りがちな高齢者の問題を改善できるよさがあります。
また全身を動かすラジオ体操は血液やリンパの循環が促進されて、老廃物の排泄や冷え性の症状を緩和できる効果を得られます。
運動をしてリンパの循環が良くなると免疫力が向上し、細菌やウイルスによる病気の予防がしやすくなります。
ラジオ体操も行う時間によって効果が違います
夏休みの朝になると子供がラジオ体操をする習慣があるので、一般的には早朝にこの運動をするイメージがあります。
しかし実は他の時間帯に行うのも効果が高く、時間帯によって得られるものが変わってきます。
朝は起きたばかりなので筋肉や神経が十分に機能せず、血液も内蔵に集中しているため脳の調子もよくありません。
目覚めた後に行うラジオ体操は神経の活動を活発にするため、血液の流れを改善しやすく脳や筋肉の血の巡りを短時間でよい状態にできます。
昼に行うラジオ体操の効果としては、眠気を抑えられるメリットがあります。
昼食後、眠くなりやすいですが、食事の後で運動することによって眠気を抑えられます。
夜にラジオ体操をすると体温が上昇して、睡眠がしやすくなります。
就寝する二時間前に行うのが効果的で、お風呂に入る時に運動しておくとより効果を得られます。
ラジオ体操でいつまでも健康に!
負担の大きな運動が難しくなる高齢者ですが、ラジオ体操なら比較的楽に行なえます。
実はこの運動はカロリー消費が高めで、ウォーキングと同じ程度消費します。
一日に何度かラジオ体操をしておけば肥満防止になりやすく、更に筋力や歩行能力の向上の効果も得られます。
またこの体操は疲れづらい身体作りができるよさもあるので、日頃から疲れを感じやすい高齢者の体質改善にも利用されています。
高齢者に向いているラジオ体操
日頃からあまり運動をする機会がなく、体力が低下しやすい高齢者は何らかの対策が必要になります。
ラジオ体操は体に大きな負担がかからない運動で関節や筋肉を適度に動かし、体調が悪化しないようにできるよさがあります。
誰でも一度はやった経験がある運動なので高齢者にもわかりやすく、すぐに始められるため多くの介護施設で行われています。