夜間の高齢者の事故、増えてます!

交通事故は場所や時間を問わずどこでも起こる可能性がありますが、特に夜間の事故は注意しなければいけません。
高齢者が被害者になるケースも多く、ハンドルを握る際は細心の注意を払う必要があります。
悲惨な事故を防ぐためにも、高齢者が被害者になりやすい原因や対処の方法を学びましょう。
目次
どんな事故が多いの?
高齢者が被害にあう交通事故は多くの場合、高齢者の自宅近辺で起こります。
買い物や散歩のために外出して交通事故にあうことが多く、特に気温が下がって涼しい夜間は高齢者が外出しやすいと言えます。
また、横断歩道が無い車道を横切ろうとして車に轢かれてしまうケースも少なくありません。
高齢者は多くの場合、加齢による体力の低下を自覚していないので、若い頃と同じ感覚で車道を横切ろうとします。
自分では駆け足で移動しているつもりでも実際はゆっくり歩いているのと変わらないので、その認識のズレが交通事故の原因と言えるでしょう。
高齢者事故にあわないように気を付けること
事故を避けるには高齢者自身の安全確保が重要です。
特に夜間の事故はドライバーから見えないのが原因の多数を占めているので、まずは暗がりでもよく見えるように工夫する必要があります。
ヘッドライトの光を跳ね返す反射テープが付いた衣服を着用するだけでも視認性は大きく上昇します。
また、歩道を歩くことを徹底する他、横断歩道が無い車道は横切らない、信号や標識には必ず従うなど交通ルールを守ることも忘れてはいけません。
自動車の運転中に気を付けること
自動車の運転中に高齢者の姿が確認できたら必ず速度を落とします。
横断歩道が無い車道でも横切ろうとする可能性があるためです。
また、複数の車線がある道路なら高齢者から離れている方の車線へ移動するのも良い方法です。
走行中は常に周りの状態に気を配り、高齢者が多く住む地域に入ったら制限速度よりも低速で走行するくらいの気持ちで運転することを心がけます。
ご家族や地域の方で声かけをしましょう!
高齢者が被害者になる夜間の交通事故は地域全体で防ぐことが重要です。
高齢者のご家族や近所の人が連携し、声かけを行うことが悲惨な事故を防ぐ効果的な方法と言えるでしょう。
夜間の外出はできるだけ行わず、散歩や買い物は明るい日中に済ませます。
ご家族に限らず、近所の人も高齢者の散歩や買い物に付き添うのが安全確保の工夫です。
ドライバーの心がけと地域ぐるみの助け合いが高齢者の命を守る
高齢者が被害者になる交通事故はドライバーに限らず、高齢者の行動にも非があるケースが少なくありません。
それでも歩行者の安全を最優先するのがドライバーの責務なので、運転中は急な飛び出しや信号無視などを常に考える必要があります。
また、高齢者のご家族や近所の人が声かけを行い、地域ぐるみでサポートするのが悲惨な交通事故を未然に防ぐ効果的な方法です。