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高齢者に多いお薬トラブル

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年齢を重ねるにつれて持病を抱える人も増えてきます。

服用する薬の種類も増えていき、それに伴って薬に関するトラブルにも注意が必要になります。

この記事では高齢者に多いお薬トラブル、服用時の注意点、管理の工夫などについて紹介します。

 

どんなトラブルが多いの?

高齢者の薬に関するトラブルでよく聞かれるのが、まず薬による副作用です。

高齢者は加齢とともに肝臓や腎臓の機能が低下しており、薬の代謝や排せつに時間がかかるため、薬が長時間体内に留まり続けます。

加えて細胞内の水分量が減って体脂肪が増えているため、水溶性の薬は血中濃度を上昇させ、脂溶性の薬は体に蓄積しやすくなります。

その結果、薬が必要以上に効き過ぎて副作用が発生するのです。

副作用によって体調が悪くなると、さらに他の薬に手を出して症状を悪化させてしまうケースもあります。

相互作用もよく起こりがちなトラブルです。

高齢者は2種類以上の薬を飲む人が多く、それぞれの医療機関から処方されている薬の飲み合わせが悪いと、薬が効き過ぎたり効果が弱くなったりします。

また薬の種類が多いと、飲み忘れや飲み間違いも起こりやすくなります。

認知症の有無に関係なく、単純に似ている薬を間違えて服用する、勘違いで同じ薬を重複して飲んでしまうといったトラブルです。

飲み忘れは薬の効果を弱める原因になり、飲み間違いは副作用を引き起こす可能性が出てきます。

 

注意点

高齢者の薬の服用時の注意点は誤飲と誤嚥です。

薬を重複して飲んでしまう誤飲はもちろん、包装シートごと服用してしまう誤飲も実は高齢者に多い事故です。

そのため薬を出す際は、包装シートから出しておいた方が安心です。

また嚥下機能が低下している高齢者は、錠剤やカプセル、粉薬のいずれにしても薬が飲みにくくなっています。

服用前はまずは口の中を適度に湿らせておき、ゼリー状のオブラートで薬を包んで飲むようにすると、スムーズに飲み込めるようになります。

 

お薬管理の工夫

大量の薬を扱う上では管理の工夫も必要です。

そもそも薬によって食前や食後、食間、就寝前といったように服用するタイミングは違うため、服用する時間帯に分けて薬を仕分けしておく事がポイントです。

1週間分の薬を朝昼夜と色分けした箱か袋に入れておく、または1日ごとに朝昼夜の分を仕分けしてチャック付き袋に入れておくと間違いのリスクも減らせます。

カレンダー型の大きな薬入れも便利で、日付ごとに1日分の薬を整理して入れておく事が出来るため、飲み忘れや飲み間違いを防げます。

 

高齢者の服薬には周りのサポートも必要

薬の種類が複数あると、本人はしっかりしているつもりでも飲み間違いが起こりやすくなります。

同じ薬を重ねて服用すると副作用も起こりやすく、ふらつきや転倒で骨折してしまう可能性もゼロではありません。

周りでサポートする人はただ薬を渡すだけではなく、飲みやすさや飲み間違いの防止に気を配っていく必要があります。

 

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