指は第二の脳!指体操で脳を活性化

「認知症を予防するには指先を使うのがいい」という言葉を聞いたことはないでしょうか。
複雑な動きを行う指には、脳に繋がる神経がたくさん通っています。
指先を積極的に動かすようにすれば、それだけ脳に刺激が届くようになるのです。
目次
指体操をご紹介
指を使うのがいい、と聞いても、具体的にどうすればいいのか困ってしまうもの。
そこでおすすめなのが、ちょっとした隙間時間に実行できる「指体操」です。
新しい道具を揃えたりする必要もなく、気軽に始めることができます。
まずは簡単な動きからスタートしましょう。
最も簡単な「指折り体操」は、親指から小指まで順に曲げていく運動です。
最初に右手の親指を曲げて伸ばします。
同時に数を声に出して。
同じように人差し指、中指、薬指、と続けて、最後の小指まで繰り返します。
終わりまで言ったら左手も同様に。
他の指が一緒に曲がってしまわないように注意するのがポイントです。
「指のすれ違い体操」は、両手を合わせた状態で行う体操です。
両手を合わせたら、両方の親指を交差させるように動かします。
他の指は動かさないように注意してください。
このとき「今日の朝ご飯は何だったか」など、同時に頭を使うようにするとより効果的です。
同様に動きを他の指でも順に繰り返していきます。
慣れればアレンジしてチャレンジしましょう
指体操にはいろいろな動きがあります。
中には普段あまりしない動きが含まれているものもあるので、できないからとがっかりする必要はありません。
最初から難しいものに挑戦するとできないことに落ち込んでしまう可能性があるので、簡単なものからスタートして、慣れてきたら複雑にしていくのがおすすめです。
始める指を親指から変えてみたり、指体操をしながら早口言葉に挑戦するなど、アレンジの仕方はたくさんあります。
毎日続けることが大切です
指運動は毎日少しずつ行うことが大切です。
一度に頑張りすぎて疲れてしまうことがないよう、上手くコントロールしていきましょう。
毎日5分ほど行う習慣を付けるのが理想的です。
頑張りすぎて手首や手が痛くなってしまったら、体操の後にストレッチを行ってクールダウンするようにしましょう。
疲れを残さないようにするのも、毎日続ける秘訣です。
気軽に始めてみよう
指運動は座ったままでも行うことができるので、動くのが難しくなってしまったお年寄りでも気軽に始めることができます。
片手が動かない、麻痺があるなどそれぞれ違った体の状態を抱える人が集まる介護の現場でも、みんなでできる運動として取り入れているところも多いです。
できるレベルに合わせて、気軽に脳に刺激を送りましょう。