要注意!!高齢者の脱水症

脱水症は大人から子供まで幅広い世代の人がなってしまう可能性を伴います。
中でも高齢者は脱水症にかかりやすい傾向があり、その理由も他の世代と比べて高齢者特有の物であることが多いです。
そこで高齢者の脱水症について理解を深めましょう。
目次
高齢者がなりやすい脱水症とは?
元々私たちの身体は食事や水分補給によって体内に入ってくる水分量と、汗や排尿などで体外に出ていく水分量のバランスが保たれた状態が維持されており、このバランスが崩れると脱水症が怒ります。
特に夏場は気温が上がることによって汗の量が増えたり、夏バテで食事量が減ったりすることで脱水症にかかる可能性が高くなってしまいます。
そして高齢者の場合はこれら以外にも、高齢であるが故の原因によって脱水症を引き起こしてしまうことがあります。
高齢者は加齢による感覚機能の低下で喉が渇いていることに気づきにくかったり、腎臓をはじめとする内臓の働きが低下することで塩分濃度を調整しにくくなったりすることで脱水症のリスクが高くなります。
また、糖尿病など頻尿になりやすい病気でも水分が頻繁に体外へ出てしまうのでこれが原因となって脱水症となってしまうケースもあります。
脱水症のサイン
高齢者の中には脱水症に気づきにくい人もいます。
そこで脱水症のサインを見ていきましょう。
軽度の段階だと、皮膚の乾燥が挙げられます。
いつもより肌がカサカサしている場合は要注意です。
わかりにくい場合は基本人間のわきの下は湿った状態なのでここを確認すると良いでしょう。
また、普段より水分が減っている故に体重が減っていたり、いつもよりぼーっとして眠そうにしている場合も脱水症のサインです。
脱水症の予防法
高齢者の脱水症を予防するには1日1~1.5リットル程度の水分補給が重要となります。
しかし、高齢者の中には喉が渇いていることに気づきにくい人もいるので、周りの人が声掛けをしてあげることが大切でしょう。
また、朝起きた時やご飯を食べる時、運動後など水分補給の時間を決めておくのもおすすめです。
また、毎日水を1リットル以上飲むのは普段から健康を意識している人でないと難しい部分があります。
そのため、飽きないようにゼリーなど水分を多く含む食べ物も組み合わせるのが良いでしょう。
普段から気をつけましょう
高齢者の脱水症は気づかない間に進行してしまっていることもあります。
軽度だと多少の疲れや眠気、肌の乾燥だけで済みますが、重度になると意識障害や痙攣を起こしてしまう可能性も0ではありません。
そのため、周りの人が日頃から脱水症を予防するための水分補給などを意識してサポートすることで高齢者の脱水症を防ぎましょう。