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加齢による味覚の変化

加齢による味覚の変化のアイキャッチ

高齢者のために介護食を作る際は、味覚の変化に気付いてあげることも大切です。人間は年を重ねると、知らず知らずのうちに味覚が衰えてしまうからです。

健やかな生活を送るためには、おいしい食事が欠かせません。高齢者の健康を考えるためにも、味覚の変化について学んでみませんか。

どの味が感じにくくなる?

人間の味覚は、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5種類に分けることができます。

このうち、加齢によって感じにくくなるのは、甘味と塩味であり、特に塩味に鈍くなるケースが多く見られます。高齢者が濃い味付けを好むようになったら、加齢による味覚の変化を疑ってみたほうが良いでしょう。

味覚の変化に気付かないまま塩分たっぷりの食事を取っていると、様々な病を引き起こす高血圧になってしまう場合があるからです。

加齢で味覚が低下する原因

人間の舌には「味蕾(みらい)」と呼ばれる小さな器官がいくつも存在しています。

私たちはこの器官を通じて味を感知することができるのですが、年を重ねると味蕾の数は次第に減少してしまいます。

また、加齢により唾液の分泌が減ってしまうことも味覚の低下を引き起こす原因のひとつです。口の中が乾燥する状況下では、味蕾の働きがいっそう鈍くなってしまうのです。

対策

手軽にできる一番の対策は、口の中を乾燥させないことです。

適度な水分補給を心がけるほか、毎日うがいをするのも効果的です。さらに舌苔を取るのも有効な対策です。舌が厚い舌苔で覆われていると、味蕾の働きが鈍くなっている可能性があります。

舌苔が多く見られる場合は、歯ブラシなどを使って高齢者の舌を綺麗にしてあげましょう。 高齢者の食事を作る際は、唾液分泌を促すため、酸味を効かせた食材を使ってみましょう。酸っぱいレモンを味付けに使えば、塩分を抑えた食事作りができるため、高血圧のリスクを減らすことにもつながります。

また、味蕾の働きを促す食材にも注目したいところです。

味蕾の細胞分裂には、亜鉛の存在が欠かせません。亜鉛が豊富なレバーやナッツ類を取り入れた食事メニューを考えてみましょう。介護食の味付けが難しいと感じた時は、宅配サービスを利用してみるのもひとつの手です。しっかりとした味付けでありながら、塩分控えめの介護食の宅配サービスを探してみましょう。

高齢者の変化に気付くために

高齢になると、味を感じる器官の働きは徐々に低下してしまいます。

家族が味覚の変化に気付いた場合は、こまめな水分補給を促したり、食事メニューに工夫を施したり、高齢者が味覚を感知しやすい環境を整えてあげることが大切です。

共に暮らす家族は、高齢者が食事を楽しむ様子を普段から観察しておくことが望ましいでしょう。高齢者がお醤油を使う頻度を確認するだけでも、味覚の低下に気付ける可能性があるからです。

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