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介護でよく聞く「ADL」と「IADL」の違い

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介護の現場ではいくつかの用語が使われていますが、その中でもよく聞かれるのが「ADL」と「IADL」です。一字違いのこの言葉は、意味も似てはいるものの、若干意味が違ってきます。

どういう違いがあるのか、どういう基準があるのかについて説明します。

ADLとは?

まずADLから。

ADLはActivities of Daily Livingの頭文字をとった略語で、日本語では日常生活動作と訳されます。日常生活動作は読んで字の如く、日常生活に必要な動作のことです。例えば、服を着替える、食事をする、トイレに行く、寝返りをうつなどがADLに入ります。寝返りが日常生活に必要かと思うかもしれません。

しかし、自分で寝返りがうてないと同じところが圧迫されて壊死を起こす褥瘡が発生する恐れがあるので、寝返りというのも重要なADLの一つなのです。こうしたADLを確保してあげることも介護では大切になります。

IADLとは?

ADLに一文字加わったIADLはInstrumental Activities of Daily Livingの略語。Instrumentalは手段、助けと言った意味があり、日本語では手段的日常生活動作と訳されます。ただ、手段的と言われてもちょっとわかりにくいですね。

IADLは、ADLを自分自身で管理できることという基準があります。

例えば食事を一人でできるだけではなく、自分で用意したり食器を片づけたりする。服を着替えるだけではなく、洗濯したり干したり畳んだりする。電車やバスに一人で乗れる。女性の場合はお化粧ができるなど、自分の意志で日常生活に必要な行動ができるというのがIADLです。これは、高齢者が自立できるかどうかの基準にもなります。

IADLの尺度の指標8項目

IADLについては、男性5項目、女性はそれに3項目加えた8項目の尺度があります。

まず男性の5項目は

1.電話を使える

2.買い物ができる

3.金銭の管理ができる

4.乗り物を利用して移動できる

5.服薬を管理できる

そして女性はここに

6.食事の準備ができる

7.掃除や片付けができる

8.洗濯ができる

という3項目が加わります。

この5項目、もしくは8項目の中でできることが多ければ自立性が高いとされ、少なければ自立が困難とみなされます。

家族が気付いてあげることが大切!

ADL、IADLについては、高齢者本人だけではなく、家族も認識していることが大切です。

高齢者の場合、昨日までできていたことが突然できなくなってしまうこともあります。家族はそうした変化にも注意して気づいてあげることもまた大切です。

IADLの項目でできることが減れば、自立性が低くなることを意味し、ADLでできることが減れば寝たきりになるリスクが高まります。また、できていたことができなくなるという変化の裏には、脳梗塞のような病気が潜んでいることもあるので、変化があっても年だからと片付けず、医師に相談することも必要になってきます。

ADLとIADLの違いについてのまとめ

ADLは、高齢者が快適に日常生活を送れるか否かの基準です。

そしてIADLは、高齢者が自立して生活できるか否かの基準であると言えます。健康寿命が重視される現在、IADLという言葉はこれからより注目されるようになってくるでしょう。

そして、高齢者がより元気に自立していられるようにお手伝いするというのも、これからの介護に求められるようになってくるはずです。

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