身体の衰えの一つ「オーラルフレイル」って?

身近に高齢者がいるなら、オーラルフレイルに関する情報を集めましょう。体が衰えることによって発症する症状です。症状を放置していると、高齢者の健康に影響を与えます。
これから、オーラルフレイルについて説明しますので、参考にしてください。
目次
命にも関わる!?オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルとは、口腔機能が衰えることです。
老化に伴って現れる症状ですから、身近に高齢者がいる場合には口腔内のケアを行うことが大切です。
口腔機能が衰えた高齢者は、食べ物を噛んだり、飲み込んだりすることが難しくなります。
食事をしている時に誤嚥や誤飲を起こしやすくなりますので、十分に気をつけましょう。
食べ物や飲み物が気管に入ると、窒息する危険性が高くなります。さらに、滑舌が悪くなるために、会話をすることが億劫になるケースもあります。
スムーズに話をすることができなくなると、孤独を感じやすくなりますから注意が必要です。
口腔機能を衰えさせないために
高齢者になっても食事や会話を楽しみたいなら、口腔機能を衰えさせないように心がけましょう。
口腔機能の老化を防ぐために、日本歯科医師会などが中心となって、8020運動が行われています。
8020運動の目標は、80歳になった時に20本の歯が残っていることです。
その理由は、自分の歯を使って食事をすることによって、口腔機能の衰えを防ぐことができるからです。まずは、歯を失わないように口腔ケアを行いましょう。
見落とされがちな口腔ケアをしっかりしましょう!
歯の健康を保つ秘訣は、念入りな口腔ケアを行うことです。
まずは、丁寧に歯磨きをすることがポイントです。歯ブラシと歯磨き粉のほかに、糸ようじなどを使えば効果的です。さらに、歯垢が付着すると、虫歯を発症しやすくなりますから要注意です。
ただし、自分で歯垢を除去することは困難です。定期的に歯科クリニックを訪れて、歯垢を除去してもらいましょう。虫歯の早期発見にもつながります。
また、口腔内が乾くと、唾液が少なくなって口腔機能が衰えやすくなります。
こまめに水分補給をして、口腔内の潤いをキープすることが大切です。尚、白湯やほうじ茶など、ノンカフェインの温かい飲み物ならば、不眠の怖れがありませんから、高齢者にぴったりです。
健康を維持したいなら口腔ケアが重要
毎日の健康を維持するコツは、丁寧に口腔ケアを行うことです。
なぜなら、口腔機能が低下すると、食事や会話を楽しめなくなるからです。口腔機能の衰えは加齢に伴う症状ですから、気をつけましょう。念入りに歯磨きをしたり、こまめに水分補給を行ったりすることは効果的です。
さらに、歯科クリニックで歯垢を除去してもらう方法もおすすめです。