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転倒リスクが高まる「進行性核上性麻痺」

転倒リスクが高まる「進行性核上性麻痺」のアイキャッチ

進行性核上性麻痺は、高齢者に現れやすい病気です。パーキンソン病や認知症と似ていますが、進行性核上性麻痺特有の症状もあるため対応を誤らないよう注意しなければなりません。

進行性核上性麻痺とはどんな病気なのか解説しましょう。

 

進行性核上性麻痺とは?

進行性核上性麻痺は、英語名がProgressive Supranuclea Palsyで、略してPSPとも呼ばれる病気です。この病は高齢者に多いことが特徴と言えるでしょう。

パーキンソン病や関節リウマチ等とともに、国から難病指定されている厄介な病気です。

よく知られているアルツハイマー病と同様に、進行性核上性麻痺の原因は脳内にタンパク質が溜まることとされています。

進行性核上性麻痺の主な症状

進行性核上性麻痺は、段階を追って様々な種類の症状が現れます。

最初は歩行障害が生じます。歩いている時にバランスを失うと、咄嗟に床や地面に手をつくことができず骨折等の重傷につながることが多いと言えるでしょう。歩行だけでなく、他の動作にも障害がともないます。特に起立しようとした際にバランスを失ってしまうことが少なくありません。

また、眼球運動障害も顕著になってきます。眼球運動障害とは、眼球を動かすことが困難になることで、特に上下の動作が難しくなると言われています。

下を見ることが容易でなくなると、地面の障害物に気付きにくくなり、ますます歩行に危険が伴うことになるでしょう。さらに、身体全体が硬直化していき、首が後方に反り返っていくようになります。

こうなると、物を飲み込むことが難しくなり、食事に時間がかかるようになってしまいます。これらの症状はパーキンソン病に似ていることから、パーキンソン病と誤診されることも珍しくありません。

それから、進行性核上性麻痺の症状として、認知症のように記憶障害や見当識障害が生じることもありますが、アルツハイマー病ほど顕著ではなく軽微な程度にとどまることが多いようです。

転倒と誤嚥に注意しましょう!

進行性核上性麻痺に関して特に深刻な症状は、転倒と誤嚥だと言えるでしょう。歩行障害や動作障害に加えて眼球運動障害が生じることによって、転倒のリスクが高くなります。転倒した際に受け身が取れず、頸椎や背骨の骨折や頭部の強打など重篤な事態を招くおそれがあることは否定できません。

また、進行性核上性麻痺により身体が硬直化すると、物を飲み込みにくくなる嚥下障害が進んで誤嚥性肺炎を招く危険性が生じます。誤嚥は呼吸困難に陥って命を奪うこともあるため、看過できない重大な症状なのです。

進行性核上性麻痺に対応できる介護施設を選びましょう

進行性核上性麻痺に限らず、あらゆる原因による転倒や誤嚥といった重大事故に関する対策は、介護施設において最も重視されなければなりません。

介護施設を選ぶ際には、進行性核上性麻痺など高齢者に多い疾病に関する知識を介護職員が持ち、転倒や誤嚥を防止するための対策を講じているか否かが重要なポイントとなるでしょう。

 

 

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