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老老介護・認認介護について

老老介護・認認介護についてのアイキャッチ

高齢化社会の日本が直面している問題の一つに、「老老介護」や「認認介護」があります。誰もが介護の問題とは無関係ではいられない時代となっているので、介護のことについて知ることは重要となります。

今回は、老老介護や認認介護とは何なのか、そしてこの問題を引き起こす原因や現状などについて紹介していきましょう。

老老介護・認認介護とは

老老介護とは読んで字のごとく、高齢者の介護を高齢者が行うという意味です。高齢者とは65歳以上の人を指しており、老老介護では、「高齢の夫を高齢の妻が介護する」や、「65歳以上の子供が両親を介護する」など様々なパターンが存在しています。

そして、老老介護を行っている人が共に認知症を患っている場合は「認認介護」と呼ばれます。認認介護は老老介護よりもより危険な介護状態であり、火の不始末、介護放棄、共倒れなどが起ってしまう可能性が高くなるでしょう。

現状

平成29年に厚生労働省が行った国民生活基礎調査によれば、老老介護を行っている割合は在宅介護を行っている世帯全体の約5割という結果が出ました。

また、老老介護にはさらに上があり、75歳を越えている人が75歳を超えている人を介護することを「超老老介護」といい、こちらは世帯全体の3割という数字が出ています。

老老介護や超老老介護の数は年々上昇傾向にあり、世界一の高齢社会を迎えている日本では今後ますます増えることが予想されています。

原因

老老介護の原因に、医療の進歩により日本人の平均寿命が延びたからというのがあります。平均寿命が延びることで、健康寿命の差が広がっていきます。健康寿命とは人の手を借りることなく、自立した生活を送ることができる期間のことです。平均寿命と健康寿命の差が拡大すると、それだけ医療や介護に依存する期間が長くなり、老老介護の状態が生み出されてしまいます。

また、親と子が離れて暮らす核家族化が増えたことも老老介護の増加の原因と指摘されています。子がいなければ、高齢者の夫婦どちらかに介護が必要になった時に身の回りの世話をするのは配偶者ということになるでしょう。老老介護の状態を放置しておけば、より深刻な超老老介護や認認介護に繋がってしまう可能性があります。

他には、介護施設に入居したくても「お金がない」「空きがない」という理由により、やむをえず老老介護を行っている世帯も存在します。

決して他人事ではない老老介護問題

誰でも年をとり、介護が必要となる可能性がある以上、老老介護は他人事ではありません。年をとれば体力も衰えますし、老老介護は介護する側もされる側も大変な思いをすることになるでしょう。認知症の人を介護すると大きなストレスを感じたまま日常を送ることになり、介護側も認知症を発症しやすくなります。

共倒れや介護虐待などの最悪の事態を避けるためには、老老介護の理解を深め、しっかりと予防や対策をすることが大切です。

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