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睡眠障害の一つ「レム睡眠行動障害」

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睡眠に障害を来たすと生活の質が著しく低下してしまうことになるため、介護の現場においては、そのような障害についての知識を有しておくことが非常に重要となります。

以下では、代表的な睡眠障害の一つであるレム睡眠行動障害について見てみることにします。

レム睡眠行動障害とは

レム睡眠行動障害とは、レム睡眠に入っているときに、無意識のうちに身体が勝手に動き出してしまうという睡眠障害のことを言います。

人間は睡眠中に、レム睡眠と呼ばれる脳は覚醒しているものの脳からの情報伝達が遮断されているために身体は動作を停止しているというレム睡眠と、ノンレム睡眠と呼ばれる脳も身体も活動を停止している完全に眠りに付いた状態とを交互に繰り返すのですが、レム睡眠行動障害は、このうちのレム睡眠時に発生する障害です。

このレム睡眠行動障害の原因は、最新の医学をもってしても一つには特定されておらず、様々な説が存在しています。代表的なものとしては、脳幹部内に発生した脳腫瘍が原因であるという考え方や、パーキンソン病やレビー小体型認知症が原因であると言った考え方があります。

ここでレビー小体型認知症というのは、1995年の世界ワークショップで提唱された比較的新しい病気であり、その症状としては進行性の認知症外に加えて、幻視症状やパーキンソン病の症候群に似た状態を生じさせます。 レム睡眠行動障害に罹患すると、睡眠中に突然大声で叫び始めたり、眠っているにもかかわらず屋外を徘徊したりといった状態を引き起こすことから、周囲の人から見ると精神に異常を来たしたのではないかと思ってしまうことがあります。

しかし、これは医学的に認められた障害であり、適切に治療をすることで改善することが可能ですので、あわてずに対応することが肝要です。

家族の対応

レム睡眠行動障害の患者は、睡眠中に暴れだすことがあるため、場合によっては近くで寝ている家族に危険が生じる可能性があります。特に、小さな子供がいる場合には暴れている患者に接触して怪我をしかねないため、そういった家庭では家族がしっかりと患者のケアを行うことが必要です。

そのためにまず行うべきことは、病院にいって正確な診断を仰ぐということです。その上で、レム睡眠行動障害であるという診断が下された場合には、医師の指導の下に適切な治療を行うことが肝要となります。治療法は投薬が中心になりますが、発見が早ければ早いほど効果は大きくなる傾向にありますので、睡眠障害が疑われる場合にはなるべく早期に病院に行くと良いでしょう。

次に、家族だけで患者のケアをすることが難しいということであれば、専門の介護師にサポートを依頼することも検討しましょう。費用はかかりますが、一晩中患者の様子を伺っていなければならないというのは家族にとっても負担が大きいことですので、少しでもそれを軽減することを検討することが大切です。

レム睡眠行動障害は早期発見と家族のケアが重要!

以上で見てきたように、レム睡眠行動障害は、患者本人にとっても、家族にとっても負担の大きい病気ですが、早期に発見し、適切なケアを行うことでその負担を大きく軽減することができます。

そのためには、医師や専門の介護師のサポートを受けることが非常に重要となってきますので、少しでも可能性が疑われる場合には、早めに医療機関を受診することが大切です。

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