1. HOME
  2. お役立ちコンテンツ
  3. 介護福祉全般
  4. 誤嚥(ごえん)を防ぐためのポイント

お役立ちコンテンツ

誤嚥(ごえん)を防ぐためのポイント

  • B!
誤嚥(ごえん)を防ぐためのポイントのアイキャッチ

誤嚥防止のトレーニング方法

介護の現場で転倒、転落に次いで起こりやすく、症状によっては病気を更に悪化させてしまうことになってしまうのが誤嚥事故です。誤嚥は最悪の場合、誤嚥性肺炎となり命に関わる症状を引き起こしかねません。そこで今回は在宅介護の場合でも十分に気を配る必要のある高齢者の誤嚥を予防する方法や自宅でできる誤嚥防止のトレーニング方法などをご紹介します。

誤嚥とは

そもそも誤嚥とは、病気や加齢により嚥下機能が低下した結果、唾液や食べ物、胃液などが誤って気管に入ってしまうことを指します。その後、気管を通り肺に達した唾液や食べ物に含まれていた細菌によって肺に炎症が起きると、誤嚥性肺炎になります。

高齢者の多くは細菌に対する免疫力が低下しているため、一度肺炎を引き起こすと悪化しやすく、呼吸困難になるなど命の危険に関わるケースも少なくありません。そのため、誤嚥性肺炎を引き起こした際にはいち早く医療機関を受診し、治療を行なう必要があります。このことから、高齢者介護の現場では普段の生活における誤嚥予防が重要視されているのです。

誤嚥を防ぐ方法

一度引き起こすと重症になるケースも少なくない誤嚥ですが、日常生活の中でしっかりと対策を行うことである程度予防することができるといわれています。その1つが高齢者の嚥下能力に沿った食事づくりです。通常、人は加齢と共に食べ物を噛み砕く咀嚼力が衰えます。

そのため硬い食べ物を上手く噛み砕くことが難しくなり、その結果食べ物をうまく飲み込めずに誤嚥を引き起こすことがあるのです。そのような事態を避けるために、高齢者の食事風景を普段からよく観察し咀嚼能力が落ちたと感じる面があれば、食べ物を少し小さめに切るようにしたり、柔らかいものを中心にしたメニューを作ったり、食べ物を一部ペースト状にするなどの工夫をしてみることで誤嚥を防ぐことができます。

また、食事の姿勢を見直す事も誤嚥対策に繋がります。しっかりと椅子に腰を掛け、高すぎないテーブルを使い姿勢よく食事を取ることで食べ物がスムーズに食道を通り胃まで運ばれます。食事の際に飲む水やお茶でむせてしまう場合には、市販のとろみ剤などを使ってとろみをつけることでむせることを予防できます。口腔内が乾燥していると、肺炎の原因になる細菌が繁殖しやすくなるため、水分はこまめに補給するのが良いでしょう。

高齢者自身も食事の際は意識的に、食べ物をよく噛み、ゆっくりとしたペースで食事を進めるのが良いでしょう。家族とともにおしゃべりをしながら、またテレビを観ながらなど、ながら食べは誤嚥の原因になることもあるため、できるだけ避けるようにすると良いでしょう。

食事後の口腔ケア

食事後の口腔ケアも、誤嚥性肺炎予防には重要です。口腔内で細菌が繁殖してしまうと、誤嚥を引き起こした際に肺炎になるリスクが上がるため、食事後には丁寧に歯ブラシで磨くなどし、口腔ケアを怠ることのないようにしましょう。1人で歯磨きを行うことが困難であれば手伝うなどし、また液体歯磨きなどを併用することで、簡単に口腔ケアを行うことができます。

食後に起こりやすい胃酸の逆流も誤嚥性肺炎の原因になることがあります。食事を終えたあと1〜2時間は胃酸の分泌が活発になり誤嚥を引き起こしやすくなるため、その間は身体を横にすることを避け、椅子やソファーなどでゆっくりと身体を休めるようにしましょう。

また、激しい運動も避ける必要があります。

誤嚥を引き起こさないためには

誤嚥を引き起こさないため非常に重要なのが、医師のサポートです。在宅で介護をする場合でも定期的に医師の元へ診察に行き、嚥下能力やその他の健康状態を把握することは、誤嚥だけでなく他の病気を見逃さない為にも大切なことです。

また、過去に誤嚥性肺炎を引き起こした患者には、再発防止の為に薬が処方されることがあります。家族のサポートのみでは不安がある、と感じるのであれば医師へよく相談をし、適切なアドバイスをもらうようにしましょう。

今はまだ嚥下能力に衰えを感じていない、という人でも思わぬタイミングで誤嚥を引き起こしてしまうことがあります。そうならない為にも、普段からできる誤嚥対策をしっかりと行うことで将来への不安を少なくすることができます。

誤嚥対策に有効な方法

誤嚥対策に有効とされているのが、口と舌のトレーニングです。タ行、マ行、ラ行など口周りの筋肉と舌をよく動かす言葉を使い、発音のトレーニングをするだけでも、嚥下能力の低下を防ぐことができます。また呼吸を意識し、ゆっくりと腹式呼吸を行なうといった呼吸トレーニングも、呼吸機能を鍛えることができ誤嚥対策に良いといわれています。

まとめ

誤嚥は一度引き起こしてしまうとクセになり、何度も繰り返し起こることがあります。最初は軽度で済んだものの二度目には重症となってしまい、取り返しがつかなくなってしまうこともあるのです。そのため、普段の生活からサポートをし、誤嚥を引き起こさない為にもしっかりと対策をしておきましょう。

関連記事