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排泄記録をつけよう

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排泄記録とは

排泄記録とは名前の通り、排泄(おしっこやうんこ)を記録するものです。排泄物を人に見られるのは恥ずかしいという事から、排泄記録を書かない方が多いですが、排泄記録からわかる病気や変化がわかるので、いざとなったときのために、医療機関や介護施設に入所する前から記録を付けておくようにしましょう。

排泄記録を付ける理由

排泄記録を付けるのには、3つ理由があります。

一つ目

介護士や医療関係者への引継ぎのためです。ご家族に治療が必要な病気かもしれないと分かった場合は、介護士や医療関係者もあわててしまうことが考えられます。しかし、この記録を残すことで、引継ぎ時のトラブルを防ぎ、正確にご本人の状態や、正しい介護や医療を行うことができます。

二つ目

介護や医療のサービス向上のためです。排泄記録を残すことで、ご本人の自立した排泄を行うための介助を行うことができ、ご本人の満足へつなげることができます。

三つ目

病気や薬の副作用、日常生活の問題の察知することです。腸閉塞などの病気によって排便ができなくなったり、薬の副作用によって排泄の量が増える、消化不良により、排便の色が違うなどの異常を発見することが可能です。また、その時は病気だと分からなくても、何日か後に記録見ながらインターネットなどで調べてみると病気だったという事がわかり、すぐに病院に駆け込み、軽い治療で済んだというケースもあります。

記録する内容

記録する内容は4つあります。

一つ目

日付と時間です。日付だけではなく時間まで記録するのには、しっかりとした理由があります。夜中に何度も起きてきてトイレに行く場合は、頻尿や睡眠不足、夜中の睡眠不足などが疑われます。また、排泄の時間も、朝起きたタイミングや食事の前後、寝る前、お風呂の前後などに排泄をする事がルーティーンのようになっている方もいます。排泄の時間やタイミングなどある程度統計が取れていれば、ご本人のタイミングに合わせて、自立した排泄を促すことができます。

二つ目

排泄の内容や量です。ご本人の食べた量や食事の内容にもよりますが1日あたり、健常者で1200CCから1500CC、高齢者で1100CCから1200CCと言われています。また、1度に溜めて置ける尿の量は500ccまでで、高齢になると個人差はありますが、溜めて置ける量が少なくなる傾向にあります。

そのため、高齢になると頻尿の方が多くなります。あまりにも、排泄が多く食事や水分の量が少ない場合には熱中症になる場合や栄養が不足し、別の病気を発症する場合があります。

反対に、1日から2日の間に排便がない場合は、腸閉塞などの病気が疑われ、介護時の工夫や治療が必要な場合もありますので、排便もしっかり記録を付ける必要があります。また、高齢者に多いのは排泄をしたいという尿意はあるのに、排泄物はそこまで出てこないといったケースがあります。

その際は、頻尿により尿がたまっていないにもかかわらず、尿意を感じてしまう高齢者特有の症状です。とりあえず、無理に引き止めたりせず、排泄記録を確認し、ひどい場合などは医療機関などを受診しましょう。

三つ目

排泄の場所です。排泄の場所を記録することで、ご本人がどれくらい自立して排泄をすることができるかを把握することができます。

また、今まで自立して排泄できなかったご本人に対して、自立して排泄できるようになったことを一緒に喜ぶことで、人間らしい生活を取り戻すことができたというケースもあります。

四つ目

排泄の色や形など、いつもと違う点はないかを記録します。例えば、排尿の介助をした際に血液のような赤い色をしていたり、排便の介助をした際に、いつもよりも黒いと感じた場合は、排泄記録に記録し、医師の診療を受けます。

排泄の変化は、食事やちょっとした生活の変化で変わることがありますので、いつもとは違うと感じた場合、ご本人本人に体調や最近変わったことがないかを聞いたうえで判断するようにしましょう。

まとめ

今では、病院や介護施設に問い合わせて、排泄記録をもらったり、自分で一から排泄記録を作るといった面倒な作業は必要はなく、インターネットで、排泄記録のフォーマットがありますので、インターネット上の排泄記録をそのまま印刷して利用したり、書き写して利用することで、簡単に排泄記録を付けることができます。

ご本人の病気などにより多少変わる点がありますが、排泄記録に書く内容はほとんど同じでちゃんと記録されていれば、どのフォーマットを利用しても医療機関や介護施設の方に記録は伝わります。介助する方が書きやすく、続けやすいフォーマットで記録しましょう。

また、何の病気かまではわからないけど、排泄に異常を感じた場合は、ご本人の尊厳を守ったうえで、写真を撮って排泄記録と一緒に保管したり、どのような異常を感じたのかを排泄記録などのほかに医療機関に伝えやすい形で保管するようにしましょう。

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