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血圧測定で自分の健康状態を知っておこう!
血圧の測定が大事なのは分かるけど、毎日やるのも億劫だし、数値の見方も分からない…という方も多いのではないでしょうか。 分かっていてもなかなかできないものですよね。 そんな難しいと思われがちな、血圧に関する正しい知識と、習慣化するためにはどうすればいいのかを紹介します。 血圧の高い・低いは? どこからが高血圧なのか、なんとなくで判断している方もいるのではないでしょうか。 実は、高血圧には、しっかりとした基準があります。 日本高血圧学会が定める基準では、最大血圧(上)が140mmHG以上、最小血圧(下)が90mmHG以上を「高血圧」としています。 また、診察室では多少のストレスによって血圧が上がることを考慮しておかなくてはいけません。 そのため、家庭で測定する場合は、それより5mmHG低い数値を基準にしましょう。 測るタイミングは? 血圧はストレスをはじめとする様々な外部要因、食事などによっても大きく変動するものです。 そのため血圧の測定は、なるべく毎日同じ時間に、2回に分けておこなうことが推奨されています。 理由は、血圧のデータを長期的に取ることでデータとしての利用価値が高まるからです。 日中は仕事などあらゆるストレスにさらされているものです。 そのため、比較的精神的に安定している時間帯として、家にいることの多い朝と夜を選ぶ方が多いようです。 また、なるべく排尿や排便などを済ませ、深呼吸をし、リラックスした状態で椅子に座って測るようにしてください。 その際、温度差が血圧に影響するのを防ぐため、室温は20℃前後になるよう、測定の前にエアコンなどで室温を調整しておくとよいでしょう。 自宅で血圧測定の習慣を! 自宅で血圧測定の習慣をつけることによって、高血圧が引き起こす様々な病気の予防や早期発見に役立つほか、日々の暮らしの改善を促すという効果も期待できます。 とは言え、新しく習慣にするというのは、簡単なことではないですよね。 毎日測るようにするためには、血圧計を一回ずつしまわなくてもいいように、目につくところに出しておく、というのがおすすめです。 また、家族全員で測る習慣を作るというのも、有効な方法の一つです。 そうすることによって、全員が測定を確認しあえる仕組みが生まれますし、家族一丸となって健康に対する意識を上げられるのもメリットと言えるでしょう。 日々の血圧測定は、転ばぬ先の杖 高血圧の怖いところは、自覚症状が無いところです。 また先述の通り、高血圧は様々な疾病の原因にもなっています。 こうした忍び寄る病魔に、いち早く気付くためにも、毎日の血圧測定が転ばぬ先の杖になります。 最近では、血圧のデータ管理をスマホアプリで行う人も多いようですので、少しでも血圧測定を身近なものにして、日々の暮らしに取り入れていくといいでしょう
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年を取るとどうして背が低くなるの!?
子どもの頃は、加齢に伴い身長は高くなりますが、大人になり高齢者になってくるとどんどん身長は縮んでいくものです。 加齢によって身長が縮むことは当たり前のことだと放置する人もいますが、場合によって何らかの疾患のサインの可能性もあります。 加齢による身長の低下について紹介します。 低くなる原因は? 人種や性別にかかわらず、加齢によって身長はどんどんと低下します。 この身長の低下は、およそ30歳ごろから始まるとされており、加齢とともにその速度は増し、70歳ごろがピークです。 男性は70歳までにおよそ3センチメートル、女性は70歳までに5センチメートル縮んでいたという報告もあるほどです。 身長が低くなる原因は、骨や筋肉、関節などの状態が加齢によって変化することが関係しているといわれています。 年齢を重ねると、体内に含まれる水分が減少してしまいます。 すると、関節の間にある軟骨に含まれている水分も少なくなり、軟骨の厚みが薄くなります。 背骨にあるおよそ30の軟骨のすべての水分が減少すれば、身長は大幅に低くなるでしょう。 また、加齢によって筋力が低下したり、日常的に姿勢が悪かったりしても身長は低くなります。 筋力が低下すると、体をまっすぐな姿勢に保つことが難しくなります。 猫背や背骨が左右に曲がった状態、O脚やX脚などの姿勢がゆがんだ状態が長く続くと、その状態で固定されてしまい、結果的に姿勢が低くなるということです。 予防法 身長を低くさせないための予防法はいくつかあります。 大人になってからの生活習慣が身長低下の大きな原因のこともあるので、これらを改善すれば、身長低下を防ぐことも可能です。 予防法の一つは、無理のない範囲で筋肉を鍛えることです。 年を重ねると、足の筋肉が大きく低下するものなので、疲労を感じない程度の散歩や体を傷めない程度の体操を日常的に取り入れれば、足を中心として筋肉を維持することができます。 これらの運動を定期的に続けるとよいとされています。 また、バランスの良い食事も、予防法の一つです。 骨を丈夫にするためには、骨を構成する成分を摂取しなければなりません。 骨の主成分であるカルシウムをはじめとして、カルシウムの吸収を助けるビタミンⅮやマグネシウム、リン、たんぱく質を食事からバランスよくとることを心掛ける必要があります。 このほか、喫煙や過度の飲酒を控えることも予防のひとつです。 喫煙は血流を悪くし、過度な飲酒は体外に水分とともに必要な栄養成分まで排出してしまうことにつながります。 急激に低くなった時は病気のサインかも!? 加齢によって身長が縮むことは当然なので過度に気にする必要はありませんが、急激に低くなった場合は病気のサインの可能性もあります。 骨粗しょう症が原因によって身長が低下すると、骨がもろくなっているため、股関節をはじめとしたあらゆる部位の骨折に悩まされる可能性が高いです。 また、認知機能の衰えにつながることもあり、記憶力や認知能力が低下し、認知症を発症するリスクも高まります。 急激に身長が低下した場合は、医療機関に相談するとよいでしょう。 身長の変化と健康をしっかりと把握しよう 年齢を重ねれば、自然と身長は低くなります。 これは、水分量の低下による軟骨の減少や筋力の低下による猫背などが原因です。 身長の急激な低下は、何らかの病気のサインの可能性もあるほか、身長の低下を放置すると健康リスクも高まる可能性もあります。 適度な運動やバランスの良い食事を心がけて予防し、健康な体を維持してください。  
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つまづきや転びにくい靴を履きましょう!
どんどん年齢を重ねていくにつれて、つまづきやすくなっていることが悩みになっているという方もいるのではないでしょうか。 転びやすくなってしまう理由や、歩きやすい靴選びのポイントなどについてご紹介していきます。 どうして転びやすくなるの? 高齢になってくると、筋力が低下してしまい歩く時に足が上げにくくなってしまいます。 すり足のような歩き方になっているため、その分転んでしまう可能性も高くなるのかもしれません。 また、体調が悪かったり、体のどこかに痛みを感じたりしていると、そこをかばうように歩いてしまうこともあるはずです。 どちらか一方に重心をかけた歩き方は、バランスが取りにくくて転びやすくなります。 他にも、足が痛くなるなどの理由で、歩くことを避けている方は普段歩き慣れていませんよね。 久しぶりに歩いたら、感覚が掴めなくてつまづきやすくなることもあるでしょう。 歩きやすい靴選びのポイント 高齢者の方が靴を選ぶときは、歩きやすいかどうかをしっかりチェックすることが大切です。 転んだりつまづいたりしにくい靴が歩きやすい靴になるので、重量が軽いものを選ぶといいのではないでしょうか。 しかし、人によって歩きやすい靴の重要感が変わってくるので、試し履きをしながら合っているものを探してみてください。 また、靴のサイズが自分に合っているかということも重要なポイントになります。 大きすぎると、歩いている途中で脱げてきてしまう可能性があるからです。 逆に小さすぎても足が痛くなってしまうため、気を付けましょう。 すり足が気になる方は、つま先が上に反っているタイプの靴もいいかもしれません。 自分に合った靴で健康に! もしも自分に合っていない靴をそのまま履き続けてしまったら、歩きにくくて体がずっと緊張した状態になってしまいます。 その結果、体の色々な部分が痛くなってしまって、歩くのが嫌になったり、体調を崩してしまったりすることもあるかもしれません。 重さやサイズ、形状など、様々な観点から自分にぴったり合った靴を選ぶと、歩くことも楽しくなるのではないでしょうか。 健康的な生活を送っていくためにも、靴選びは慎重に行っていきたいですよね。 靴選びは健康に関わってくる! 高齢者の方は、足が上げにくいなどの理由から歩いている時に転びやすくなっています。 そういった原因をしっかり理解して、靴選びを慎重に行うことが大切です。 重くて歩きにくくないか、サイズが合っているかチェックしましょう。 自分に合った靴選びをすることが出来れば、歩きやすくなるはずです。 健康のためにも、楽しく歩いていきたいですよね
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ヒートショックは入浴以外でも気を付けて!
ヒートショックは冬場に発症しやすく、命にもかかわる重大な症状です。 室内で、気を付けなければいけない場所も多いです。 そこで今回は、ヒートショックの概要や気を付けるべき場所、対処法について解説します。 ヒートショックを予防しましょう。 ヒートショックとは ヒートショックというのは、気温が急に変化することで血圧が変動し、体に大きな負担がかかるショック症状です。 特に心臓や血管に負担がかかり、動悸やめまい、失神などが起こります。 また、脳梗塞や心筋梗塞などにつながるケースもあり、最悪の場合は死に至る深刻な症状です。 寒暖差が激しくなる11月から3月頃に発症することが多く、注意しなければいけません。 また、誰でも起こり得る症状ですが、特に65歳以上の高齢者が発症しやすいといわれています。 高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある場合も、注意が必要です。 気を付ける場所 浴室 特に気をつけなければいけないのが、浴室です。 冬場は暖房が効いており、リビングは暖かいですが、脱衣所や浴室は寒いことが多いですよね。 温かいリビングから寒い脱衣所や浴室に向かうと、体温を維持しようとして血圧は上昇します。 しかし、湯船に入って身体が温まると、血圧は下降するのです。 その結果、血圧の上下が激しくなり、ヒートショックを引き起こします。 浴槽内で意識を失い、そのまま溺死してしまうケースも少なくありません。 トイレ 多くの場合、トイレは廊下の先にあって寒いですよね。 そのため、暖かいリビングから寒いトイレに移動した時も、血圧が上がってヒートショックを引き起こしやすいです。 また、排尿や排便によって血圧が下がることで、発症することもあります。 廊下 暖房が付いていないことが多い廊下は、冬場になると非常に寒くなります。 したがって、リビングから廊下に出た時も、気をつけなければいけません。 廊下にある階段を歩いている時に失神すると、階段から落ちて大けがをする恐れがあります。 打ち所が悪ければ、死にもつながるでしょう。 温度差に気を付けて寒い冬を乗り切りましょう! ヒートショックは、温度差が大きい場所で発症しやすいため、なるべく室内の温度差をなくすことが大切です。 脱衣所や浴室にも暖房を設置して、あらかじめ暖めておきましょう。 できればトイレや廊下も暖めて、温度差を軽減させてくださいね。 また、高齢者がリビングから移動する際には、一声掛けてもらって見守ることも大切です。 声を掛け合ってヒートショックを予防しよう ヒートショックは、めまいや失神、脳梗塞などの症状が現れるショック症状です。 非常に危険な症状なので、きちんと予防することが大切です。 脱衣所や浴室、トイレなどを暖めて、なるべく室内の温度差をなくしてくださいね。 また、家族や周囲の人がしっかりと見守ることも大切です。 声を掛け合って、万が一ヒートショックを発症した時にはすぐに対応できるようにしましょう
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味覚の変化で注意すること
子供のころに苦手だった食べ物が、大人になるにつれて美味しく感じた経験はありませんか。 人間の味覚は歳とともに変化すると言われていて、高齢者になると様々な変化が起こると考えられています。 そこで味覚の変化の基礎知識や注意したいことについて解説します。 味覚について 人間の味覚には塩味や甘味、酸味や旨味、苦味の5つがあります。 この5つの味を感じる取ることで食べ物を美味しく食べたり、食べる喜びを実感することが出来るのです。 味覚を感じ取っているのは、舌です。 舌の表面にある小さな突起がセンサーとなって、微妙な味の違いを察知してます。 センサーから脳に情報が伝わり、どのような味なのか判断しているのです。 味覚を感じる舌のセンサーは人間の新陳代謝によって、約10日ほどで生まれ変わります。 10日経てば新しい細胞に生まれ変わり、味覚に変化が訪れると言われています。 また味覚があることで人間は危険を察知することができ、腐っているものや毒があるものを回避することが可能です。 味の異常さに気付くことが出来れば、自分の健康を守ることに繋がります。 加齢による味覚変化 人間の味覚は体調や季節によって変化することもありますが、歳を重ねることで味覚が変化することも珍しくありません。 歳を重ねることで味覚が変化する原因の一つに、味を感じ取る部分の味蕾が減少することが挙げれます。 高齢者の味蕾の数は新生児と比べると3割程度少なくなっているという研究結果もあり、加齢によって味覚を察知するセンサーが少なくなって衰えるのです。 これはどのような健康状況の人でも起こりうるというもので、誰でも味覚が変わる可能性があります。 加齢によって唾液の量が減っても、味覚が変わります。 唾液が減ると口の中が乾燥してしまい、味覚が鈍感になります。 口の中の潤いが無くなると味蕾の働きが低下し、より味を感じにくくなるケースもあるのです。 しっかりと噛むことも難しくなり、食べ物の味も薄くなります。 薬による味覚変化 薬の影響を受けて、味覚変化が起こることもあります。 これは薬の副作用の一種で、様々な病気の治療のために薬を飲む機会がある高齢者に多い原因となっています。 薬を長期間服用していると亜鉛不足になりやすく、味覚障害が起こる仕組みです。 薬を飲み始めてから味を感じなくなってしまったときには、医療機関に相談することが大切です。 亜鉛不足を誘発させる薬には血圧を下げる薬や利尿剤があるので、注意します。 日々の食事で味覚変化に気を付けましょう! 楽しく食事をし、きちんと栄養を摂取するためにも日頃から食事に気を付けることが大事です。 味が薄いと感じるからと塩辛い味付けにすると健康を害することもあるので、味が薄くても満足するような食事を心掛けます。 塩を抑える代わりに旨味を引き出したり、出汁をきかせて薄味を感じさせない工夫をしましょう。 物足りないと感じるときには梅干しやお酢などを使って、少し刺激がある味にすると満足しやすくなります。 味覚の変化と上手に付き合う 歳を重ねると、ほとんどの人が味覚に変化が訪れます。 味覚に変化が無いと食事がつまらなくなったり、生きる喜びを感じられなくなることもあります。 そんなときには味覚の変化に上手く対応して、どのような対策をすれば楽しく食事が出来るのか考えましょう。 困ったときには専門家である医師や薬剤師、栄養士や介護士などと相談して味覚の変化と上手に付き合いましょう。  
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高齢者の口腔ケアに電動歯ブラシがいい!?
口腔ケアは、高齢者が健康な毎日を送るうえで欠かせないものです。 しかし、毎食後の歯磨きを負担に感じている高齢者も少なくありません。 そこで、歯磨きの負担を軽減してくれる電動歯ブラシについて、メリットなどをご紹介します。 口腔環境が悪いとどうなるの? 口腔環境が悪いと、口腔内で細菌が増殖してしまい、誤嚥性肺炎を発症するリスクが高まります。 気管に食べ物などが誤って入ってしまった場合、通常はむせて気管から排出しようとします。 しかし、高齢者はこの反射機能が衰えているため、特に注意が必要なのです。 高齢になるほど舌を動かす筋肉や噛む力が衰えていくため、誤嚥を起こしやすくなります。 誤嚥によって、口腔内の細菌が唾液や食べ物などと一緒に肺に入ってしまうと、肺の中で細菌が繁殖して炎症を起こします。 これが誤嚥性肺炎です。 電動歯ブラシのメリット 電動歯ブラシは、歯磨きの負担を軽減してくれます。 手の筋力が衰えてきて、歯ブラシを動かすのが大変という方におすすめです。 電動歯ブラシは歯に軽く当てるだけで汚れを落としてくれるので、手を細かく動かさずにすみ、手が疲れにくい点がメリットといえます。 介助者が歯磨きをしてあげている場合も、電動歯ブラシなら負担が減りますよね。 また、ブラシが高速回転したり振動したりするので、歯垢を効率よく除去してくれるのです。 加えて、細かな振動が歯茎をマッサージしてくれるという効果も得られます。 デメリットもあるので自分にあったものを取り入れてみましょう! 電動歯ブラシにはデメリットもあります。 初めて使うという方は特に、力の加減がわからず、強く磨きすぎてしまうことがあるようです。 大切な歯茎や歯が傷ついてしまうおそれもあるため、電動歯ブラシを強く押しつけないように注意しましょう。 ポイントは、通常の歯ブラシで磨くときのように小刻みに動かさないことです。 ブラシが自動で振動してくれるので、歯に軽く当てるような感じで少しずつ位置を移動させていきましょう。 同じ場所をずっと磨き続けることも、磨きすぎになる可能性があるため要注意です。 ブラシの大きさや振動の仕方など、さまざまなタイプの電動歯ブラシがありますので、自分に合うものを探してみましょう。 電動歯ブラシを使って、口腔内を清潔に保ちましょう 電動歯ブラシは軽い力で歯を効率よく磨くことができるため、握力の衰えてきた高齢者にもおすすめです。 歯磨きが不十分で口腔環境が悪くなってしまうと、誤嚥性肺炎を発症してしまうおそれがあります。 肺炎の原因となる細菌を口腔内に増やさないためにも、電動歯ブラシを使ってみてはいかがでしょうか。 いったん慣れてしまえば、歯磨きがずいぶん楽になりますよ
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老人ホームでの服装について
老人ホームでの生活をスタートするにあたり、どのような服装が良いのか悩む方もいらっしゃると思います。 自分が好きな服を着ることができるのか、おしゃれを楽しめるのか気になりますよね。 老人ホームでの服装についてご紹介します。 どんな服装がいいの? 基本的にこの服装でなければならない、という決まりはありません。 好みの服を着ることができます。 ただし、集団での生活となるためエアコンの温度設定を個人に合わせることが難しい場合があります。 体温を調整しやすいように、季節に応じてカーディガンや羽織物があると便利です。 また、長時間座ると足がむくむことがあるため、締め付けのないゆったりとした服装が良いでしょう。 転倒防止のため靴下は滑り止めがついているものを選ぶことをおすすめします。 転倒リスクや介護度に合わせた動きやすい服装が良いです。 華美になりすぎず、オシャレを忘れずに! 動きやすい服装が良いからと言って、パジャマやジャージのような服装である必要はありません。 その日着る服や身に着けるものによって気分が晴れやかになるので、ご自身が好きな服装で結構です。 ただし、あまりにも華美な服装でいると、洗濯がしにくい、動きにくい等、日々の生活に支障をきたす可能性があるため避けたほうが良いでしょう。 転倒につながりやすい素材やデザインは避けつつ、ご自身のオシャレを楽しみましょう。 要介護度によって選ぶことも大切です 身体介護が必要な場合は着脱しやすい服を選んだほうが良いでしょう。 ある程度自分でできるのか、身体介護が必要なのか事前に確認し、必要に応じて準備をしましょう。 前開きの服装にするか、プルオーバータイプが良いのか、マジックテープを使用した服を準備したほうがよいか考える必要があります。 介護する人にもされる人にも快適な服装選びを! 個人のオシャレを楽しみつつ、介護に便利な服装が好ましいです。 トイレやお風呂の介助が必要な方は、ぴったりとしたズボンよりもリハビリパンツのようなゆったりとしたものがおススメです。 また、老人ホームでは室内で過ごすだけでなく、医療機関への通院やお買い物、イベントのために外出する機会も多くあります。 様々なシチュエーションに合わせて、着やすく、便利で、安全な服装を選びましょう。 より快適なホーム生活を! 自宅で生活していたときのように自由にオシャレを楽しむことができます。 お気に入りの洋服を持ち込むことはできますが、ホームによって洗濯の方法が異なるため注意しましょう。 また、収容スペースも限られるため、事前にホームに確認してみてください。 素材やデザインを考えて、ご自身に合った服装で過ごすことで、より楽しく快適な生活を送ることができるでしょう
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介護施設や老人ホームで歌うことのメリットについて
介護施設や老人ホームではよく歌が歌われていますが、そこにはどのような意味があるのでしょうか? この記事では歌うメリットや頻繁に歌われている曲、また歌う際はどのような工夫をしているか等について紹介していきます。 どんなメリットがあるか? 介護施設や老人ホームで歌を歌う機会が多いのは、まず身体機能へ良い作用をもたらしてくれるからです。 高齢者になると自然と体を動かすのが億劫になり、心肺機能も低下していきます。 ただ無理に体を動かすのは禁物です。 その点、歌うという行為は大きく呼吸して心肺をしっかり使うため、心肺機能の維持や向上にも繋がるという訳です。 また口を大きく動かす事で口周りの筋肉が鍛えられ、高齢者に起こりがちな誤嚥を防止する事も出来ます。 そして歌うためには音程やリズム、歌詞を覚えなければいけません。 好きな曲であれば上手に歌いたいという気持ちも強くなり、一生懸命覚えようと努力します。 すると必然的に脳も活性化されるので、認知症予防効果や記憶力の向上が期待出来るようになるのです。 どんな歌が歌われてるの? よく歌われているのは昔ながらの童謡、人気の演歌や歌謡曲です。 そもそも知っている曲でなければ、歌への興味もわきませんが、一度は耳にした事がある童謡や演歌、歌謡曲なら高齢者にも馴染みがあります。 曲を聴きながら昔を懐かしむ事が出来る訳ですが、ただ思い出に浸るだけではありません。 馴染みの曲を歌う、聞くという行為は回想法というれっきとした音楽療法の一つで、目や耳など五感を使って昔を思い出そうとすると、脳の活性化に繋がって認知症の進行を抑えられるのです。 また高齢者に認知度の高い曲であれば皆がリズムに乗りやすく、共に施設で過ごす者同士が打ち解けるきっかけにも成り得ます。 様々な工夫で楽しみながら取り入れていきましょう 歌い方は施設によって変わってきます。 身体が不自由な利用者が多い施設であれば、体を動かすような歌い方は無理ですが、比較的元気な利用者が揃っている施設では、歌い方にも工夫をこらしています。 例えば手拍子をとりながら、皆で楽しく歌うというレクリエーションは人気が高いです。 手拍子つきだと口だけではなく手も動かせ、リズムに乗り遅れまいと必死になる事で脳トレ効果もあります。 その他、ピアノ演奏に合わせて歌う、利用者自身が楽器を演奏しながら歌うなど、生の音楽を体感出来るよう工夫している所も多いです。 介護施設で様々な効果が得られる歌 音楽にはリラックス効果や気持ちを高める効果がありますが、介護施設や老人ホームで過ごす高齢者も同じです。 何となく気持ちが悶々としている時も、好きな曲を歌えば自然とリフレッシュできるのです。 また脳を活性化させるという意味でも歌う行為は有効で、認知症の予防や進行を遅らせるためにも積極的に取り入れるべきレクリエーションと言えます。  
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高齢者の「むくみ」に気を付けて!
足が重だるい、顔がはれぼったく見える、指が太くなった気がする、このような症状に思い当たることはありませんか? もし該当するという方は、体がむくんでいるのかもしれません。 そこで、むくみの原因に加え、予防と解消法をご紹介しますので参考にしてみてください。 原因 むくみの原因は色々と考えられますが、最も多いのは血行不良でしょう。 全身をめぐっている血液の流れが滞ると、老廃物や水分を体外へスムーズに排出できません。 その結果、老廃物や水分が足や手などにたまり、むくみを引き起こすのです。 「座っている時間が長い」「あまり運動はしない」という方は、筋力が低下しているおそれがあります。 特にふくらはぎの筋力が低下すると、足から心臓へ血液を押し上げることが難しく、足がむくみやすくなります。 加えて、加齢に伴って心肺機能が低下するため、心臓から血液を送り出す力も弱まるのです。 他には、塩分の取り過ぎもむくみの原因になります。 体内の塩分濃度を一定に保つ機能が体には備わっていて、塩分過多になると濃度を元に戻すため体内に水分を蓄えます。 そのため、水分をよりため込むので、むくみやすくなるというわけですね。 予防と解消法 むくみを解消するには、滞っている血液の流れを改善することが有効です。 筋力低下が原因で血行不良になっている場合は、日常的に運動する習慣をつけましょう。 たとえば、足を動かす体操やウォーキングなどがあげられます。 つま先立ちをして、ふくらはぎの筋肉を刺激するのもおすすめです。 立ってつま先立ちをするのが難しい方は、イスに座ってかかとを上げ下げしてくださいね。 また、食生活を見直すこともむくみ予防につながります。 味噌やしょうゆを多用する和食は、塩分が多くなりがちです。 減塩タイプの味噌に変えるなど、塩分をとりすぎないよう工夫しましょう。 他には、弾性ストッキングも血行不良の改善に役立ちます。 弾性ストッキングとは、足をぎゅっと圧迫することで血流を促す靴下です。 足首からふくらはぎにかけて、段階的に圧が緩やかになる仕様になっています。 血液を下から上へ押し上げるのを補助してくれるので、むくみの予防と解消につながります。 むくみを放置せずむくみづらい体を作りましょう! むくみを長いこと放置していると、むくみ以外の症状を引き起こすおそれもあります。 たとえば下肢静脈瘤は、足の静脈が太くなり、ボコボコしたこぶのように浮き出る病気です。 他には、エコノミー症候群もあげられます。 エコノミー症候群は血管がつまる病気で、最悪のケースでは死亡することも珍しくありません。 下肢静脈瘤もエコノミー症候群も、血行不良が原因と考えられています。 むくみづらい体を作って、むくみはもちろん、その他の病気も防ぎましょう。 身近にいる家族のサポートも大切 足や手がむくんでいても、本人は気づいていないケースも少なくありません。 そのため、本人がむくみの症状を訴えていない場合でも、身近にいる家族が定期的にチェックしてあげることが大切です。 また、1日を通して座っている状態が目立つようなら、散歩に誘うなど体を動かす機会をつくってあげましょう。 体操やウォーキングも、無理なく続けることが重要です。  
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年末年始のケガや事故について
年末年始にはやるべきことや行事なども増えますし、冬に使用機会の増える暖房や、冬によく供される食べ物などが事故につながる可能性も高まってきます。 今回は慌ただしくなるタイミングだからこそ注意すべき、それらの「年末年始に起きやすい高齢者の事故やケガのシチュエーション」についてまとめていきます。 大掃除によるケガや事故 大掃除では普段掃除しない家具の裏や高い天井の掃除などをする場合もありますが、重いものを動かしたり、バランスを崩しやすい脚立を使ったりするため怪我に繋がりやすく注意が必要です。 脚立に関してはしっかり開いた状態でロック機構などを使って安定性を高めた状態で使い、なるべく作業をする人と脚立を押さえる人で、二人以上での作業を行うことで事故を未然に防ぐ事ができます。 また大きな家具などを動かす時は、多少面倒でもなるべく家具の中や上に乗っている物をきちんと取り出して、家具自体を軽くして移動させることが重要です。 暖房器具によるケガや事故 暖房器具は大きな事故やケガにつながる事も多く、特に注意が必要な部分です。 特に上で何かを焼いたり温めたり出来るタイプの石油ストーブなどは、タイマー機能などもついてない事が多く、暖かさでウトウトしているうちに上に乗せたものを加熱しすぎて炎上、延焼する危険性があります。 できればタイマー付きの物、また直接加熱部が露出していない、温風だけを出してくれるタイプの物を選ぶことでそうした事故を減らせます。 また冬には空気も乾燥していて物が燃えやすく、ホコリなども舞いやすいので、コンセント周りに燃えやすいホコリが集積していないかちゃんとチェックし、積もっているようならきれいに掃除しておくことも大切です。 食べ物による事故 日本のお正月といえばお餅を食べる家庭も多いでしょう。 周知のことではありますがお餅は高齢者の死亡事故として比較的多い物となっています。 特に「今まで食べていたものだから大丈夫」と考えてしまう人も多いのですが、実際には加齢によって嚥下する力は落ちるので、本人も気づかぬうちに「お餅を飲み込めない」体になっていることもあります。 お餅を食べる際はなるべく小さく切って供するようにしたり、お餅を食べるのは家族で集まっている時などに限定するなどの方法で事故を防げるでしょう。 ケガや事故をせず新しい年を迎えましょう 高齢者の居る家庭では、お正月の事故やケガが非常に多いので、今まで大丈夫だからといって油断するべきではないでしょう。 特に加齢による身体能力の衰えというのに自覚がない方も多く、思ったとおりに体が動かないことで引き起こされる事故もあります。 特に上記の物は全国的に最も多いとされる家庭での事故なので、これらに注意しておくことで新しい年を安心して迎えることができるでしょう。 お年寄りの居る家ではいつもより少し事故やケガに注意して過ごしてみよう お正月は大掃除をしようとして無理をしてしまったり、暖房器具やコンセントのショートによる火事・火傷、また餅が喉に詰まることでの窒息など、注意すべきことが多くあります。 いずれもポイントポイントで注意しておくことで未然に防ぐことは難しくない物ばかりではあるので、安心してみんなで新年を迎えるためにも、しっかり安全対策をしておきましょう
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【高齢者の足のトラブル】巻き爪の原因と予防法について
高齢者になって生じる足の悩みの1つに巻き爪があります。 なってしまうと、見た目も悪くなってしまう上に、激しい痛みが生じることや歩くのが難しくなるなど様々な障害が生じてしまうことも。 今回は巻き爪について解説していき、治療法や予防方法についても紹介します。 巻き爪って・・・ 主に足の指に生じやすい巻き爪は、読んで字のごとく、爪が曲がって丸くなり皮膚に食いこんでいる爪のことです。 皮膚に直接食い込んでいるので、巻き爪が起こっている部分は痛みが生じます。 更に、歩行や立ち上がりなどの動作をすると、体重がかかり爪がさらに食い込むことで、痛みが強くなります。 そのため、歩き方がいびつになってしまい、膝の痛みや腰の痛みにつながることもあり、ひどくなると歩行障害の原因や転倒の原因となってしまいます。 巻き爪の原因 原因は深爪と不適切な靴選び、歩き方の3つが主なものとして挙げられています。 深爪 足指に力が入ったときに爪の先には力が加わってきます。 深爪になると、爪の皮膚が力を受け盛り上がります。 これにより、真っ直ぐに伸びようとする爪の動きが邪魔されてしまい、巻き込むように爪が伸びていくのです。 不適切な靴選び 2つ目の不適切な靴選びとは、合わない靴で普段歩いてしまうということです。 合わない靴で歩いてしまうと、足へ過剰な力が加わってしまい、巻き爪になっていきます。 歩き方 3つ目の歩き方とは、「足へ過剰に力が入ってしまう」或いは「足に力を入れずに歩いてしまう」という2つのパターンです。 適度な力をかけて歩くことができないと巻き爪となってしまいます。 巻き爪にならないための予防法 予防法は先ほどの3つの原因を考えて、そのいずれにも当てはまらないようにしていきましょう。 具体的には、適切な長さに爪を切る。 適切な靴を選ぶ。 歩き方に注意する。 これらを心がけることで巻き爪を予防していきましょう。 適切な長さに爪を切る いわゆる深爪の状態にしないことが大切です。 深爪とは足の指よりも爪が短くなっている状態なので、爪が少し出ている状態まで切るのが適切でしょう。 適切な靴を選ぶ 足の大きさよりも小さいものは選んではダメです。 靴には足長と呼ばれる足の長さと、足囲と呼ばれる足の幅がありますので、どちらも小さくなり過ぎないようにすると良いでしょう。 試着してみて選ぶことが大切ですが、わからない時などは専門家などに相談すると良いです。 歩き方に気を付ける 地面に踵からついて、足の先へ体重をスムーズに移動させるのが最も理想のフォーム。 ペタペタと歩く癖がある方は、足に力が入っていないことがあるので、地面を蹴るイメージで、逆に足に力が入っていない方は、足を持ち上げるように歩くと良いでしょう。 治療法 予防をしていても巻き爪になってしまうこともあります。 自分で対処する際はテーピングを活用してみましょう。 テーピングを使って食い込んでいる爪を引き離す話すことで巻き込みを防ぎ、痛みを和らげます。 自分では対処できない場合は医療機関へ。 ワイヤーなどを使って巻き爪を解消していく方法が使われます。 巻き爪を予防して健康な毎日を 高齢者の足の起こりやすい巻き爪について解説しました。 巻き爪になってしまうと、激しい痛みが生じ、歩きたくなくなります。 今まで楽しく外出していたことができなくなってしまい、外に出かけたくなってしまいます。 外出の頻度が減ると運動不足から筋力が低下してしまうなんてことも。 そうなると悪循環に陥ってしまいます。 早めの予防を心がけ健康な足で、毎日を元気に過ごしましょう。  
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今から準備しましょう!冬の乾燥肌対策
介護施設で問題となりやすいのは高齢者の乾燥肌でしょう。 乾燥対策をしっかりと行わなければ、肌トラブルを招く原因になりかねません。 ここでは高齢者の肌トラブルを防ぐために、入浴と保湿ケアの大切さについて説明しています。 入浴してお肌を清潔に! 高齢者の介護をしていて介護士がよく感じるトラブルに乾燥肌があります。 高齢になると肌の水分や皮脂不足の影響により、非常に肌が乾燥しやすくなるのです。 入浴すれば肌から油分が落ちて乾燥を促進させますが、入浴しないと汚れを落とせないので、肌の抵抗力を下げてしまう問題があります。 また肌を綺麗にしなければ化粧水やクリーム・乳液などの浸透力が低下してしまうのです。 入浴時に注意したいのは肌をゴシゴシと擦る行為で、肌を敏感にさせたうえに免疫力を低下させるので注意してください。 ぬるま湯でじっくりと身体を温めて汚れを浮き上がらせて、それから優しく洗い上げていきましょう。 スキンケアで保湿しましょう 老人性乾皮症対策のポイントは毎日の保湿にあり、保湿の頻度が少ないと乾燥が進行していきます。 乾燥がひどくなってから保湿を徹底しても、簡単にはうるおいを取り戻せないのです。 保湿スキンケアの定番は化粧水とクリーム、そして乳液の塗布でしょう。 ちょっと豪華な成分を取り入れたい場合は美容液を追加するのもありです。 保湿アイテムは少し多めに使うのがコツで、そうしないと本来の保湿力を発揮できません。 長持ちさせようと節約して使用することが原因で乾燥を招くケースはよくあるのです。 保湿ケアは続けることが大切です! 老人ホームやサービス付高齢者住宅などで利用者のケアをする介護士は、冬に限らず保湿ケアを続けてあげてください。 冬場は空気の乾燥で肌がカサカサになりやすいのに対して、夏場は汗をかくので肌が自然と保湿されると考える方がいます。 しかし汗では十分な保湿はできませんし、汗が原因で雑菌が繁殖したり、体温低下を招いたりするリスクがあります。 そのため入浴と保湿ケアは季節に関係なく、日々の日課にしてください。 保湿ケアに使用するアイテムは、白色ワセリンや尿素・セラミド配合の軟膏などが役立ちます。 季節に応じて最適な保湿アイテムを使い分けることが大切です。 冬場に元気な肌を維持するには保湿が決め手です 高齢者のスキンケアをする前に入浴して肌の汚れを落としておきましょう。 清潔な状態は保湿成分が速やかに浸透するため、保湿作用がアップするのです。 保湿ケアは単発的ではなく、毎日継続することが肌乾燥によるトラブルを回避するコツです。 冬場は特に乾燥が起こりやすい季節なので、入浴後は失われた水分と油分を補給してください
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高齢者の詐欺被害について
高齢者が詐欺被害にあったというニュースを、テレビや新聞などで見聞きしたという人もいるでしょう。 高齢者は、一体どのような手口で騙されるのでしょう。 そして、なぜ高齢者は詐欺被害にあいやすいのでしょう。 ここでは、高齢者が狙われる詐欺の手口や、被害にあわないためのポイントなどについて詳しく解説します。 高齢者が狙われる詐欺手口 高齢者が騙される詐欺の手口には様々な種類があります。 ここでは、高齢者があいやすい詐欺の手口について詳しく解説します。 オレオレ詐欺 子供や孫になりすまし、電話などで現金を騙しとる詐欺で、その手口は、まず犯人が「オレ、オレ」と電話をかけてくるところから始まります。 電話に出た高齢者に、息子や孫だと思い込ませ、すかさず困っているふりをして金銭を要求してきます。 「交通事故を起こした」や「会社の金を使い込んだ」といった切羽詰まった内容で高齢者を納得させ、口座を指定し現金を振り込ませます。 ですが、オレオレ詐欺といっても、その手口は決まっているわけではなく、ときには弁護士や警察官になりすますこともあります。 還付金詐欺 市役所の職員や、年金事務所などの職員になりすまして、医療費の還付金または払戻金があると電話をかけてくる詐欺です。 その手口の特徴は、高齢者をATMへと誘導することです。 還付金の手続きをすると言いながら、ATMを操作させ犯人の口座へとお金を振り込ませるのです。 架空請求詐欺 見に覚えのない料金を、ハガキまたは請求してくる詐欺で、その手口の特徴は、差出人が公的機関を連想させるような名称だったり、「差し押さえ」など不安になるような言葉を多く使っていることです。 なぜ高齢者が被害にあうの? ここでは、なぜ高齢者が詐欺被害にあいやすいのか、その理由について解説します。 孤独 高齢者のなかには、配偶者と離別や死別をしていたり、子供と離れて暮らしていたりと、寂しい生活を送っている人もいます。 そんなときに、子供や孫から電話がきたら、嬉しさから信じてしまうこともあります。 また、請求書が届いても、相談する人がいないため、恐怖から払ってしまう人もいます。 犯人は、そういった高齢者の孤独な心理につけこんでくるのです。 認知機能の低下 加齢による判断能力の低下も、高齢者が詐欺にあいやすい理由です。 記憶や判断を司る神経細胞が老化していくと、次第に判断能力が鈍り、正常な判断ができなくなるのです。 そのため、子供や孫の声の判別ができなかったり、請求書の内容が理解できず、詐欺にあってしまうのです。 被害にあわないためのポイント 留守番電話にしておく 高齢者を狙った詐欺のなかには、電話を利用したものが多くあるため、日頃から留守番電話にしておくというのも、詐欺にあわないために効果的な方法です。 高齢者施設に入る 高齢者が詐欺にあわないための方法には、高齢者施設に入居するという方法もあります。 不審な電話などがあったときには、施設の職員に相談もできますし、入居している高齢者同士で話し合うことも可能なので、詐欺にあう心配が少なくなります。 高齢者が詐欺にあわないために 高齢者は、孤独感や認知機能の低下により、詐欺被害にあいやすい傾向があります。 子供や孫のふりをして現金を要求するオレオレ詐欺や、身に覚えのない請求書による詐欺にあう可能性が高いです。 詐欺被害にあわないためには、日頃から留守番電話にしておくことも効果的ですし、高齢者施設などに入居するという方法もあります
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加齢性難聴について
高齢になってくると徐々に身体機能が低下してしまうため、様々な疾患や症状がみられるようになりますよね。 その中の一つとして挙げられているのが、加齢性難聴と呼ばれるものです。 今回は加齢性難聴がどのようなものなのか解説していきます。 加齢性難聴になる原因 加齢性難聴を起こしてしまう原因は、有毛細胞と呼ばれる細胞が加齢によって破壊されてしまうことにあります。 有毛細胞とは内耳の中にある蝸牛と呼ばれる渦巻き状の管の中にある細かい毛のことで、鼓膜から伝わってきた音の振動をキャッチするとともに電気信号に変えるという役割を担っています。 電気信号に変えられた音は直接脳に伝わるようになっているため、この仕組みによって正常に音を聞き取ることができるようになっているのです。 そんな有毛細胞は加齢とともに徐々に壊れていってしまい、一度壊れてしまうと再生されません。 これが加齢性難聴になってしまう仕組みなのですが、有毛細胞は加齢以外の原因で破壊されることはほとんどないと言われています。 つまり加齢性難聴になる直接の原因は加齢であり、それ以外の原因は考えられないというところが特徴です。 気付くきっかけは? 本人や家族が加齢性難聴になっていると気づくきっかけには色々なものがあり、例えば普段話す声が大きくなったりテレビのボリュームが常に大きくなる、耳が遠くなって相手の声を聞き取れないなどがあります。 これらは自分で自覚できるケースもありますが、家族や友人など周囲に指摘される形で気づくケースが多いですよね。 特に話す声が大きいかどうかは自分ではなかなか気づけないですし、テレビのボリュームも指摘されなければ大きいかどうか判断が難しいと言われています。 そのため家族と同居している人や外に出る機会が多い人の場合は気づくきっかけが多いものの、一人暮らしをしている人だとなかなか気づけないようです。 早めに耳鼻科を受信しましょう! 加齢性難聴は現代の医学では根本的な治療は難しいものの、原因となる有毛細胞が再生されないことから自然治癒することはありません。 また彼によってどんどん残っている有毛細胞が破壊されていくので、放置していると完全に音が聞こえなくなってしまう恐れがあります。 そのため加齢性難聴であるかどうかの診断はもちろん、日常生活を維持していく対策を検討するためにも早めに耳鼻科を受診することが推奨されています。 加齢性難聴かもしれないと思ったら早めの受診を 加齢性難聴は加齢による有毛細胞の破壊が原因で起きる難聴で、両方の耳から聞こえにくくなるという特徴を持っています。 自然治癒することがなく放置しているとどんどん日常生活が難しくなるため、社会からも孤立してしまう可能性がありますよね。 病気に気づけるきっかけは少なくないので、もしかしたらと思ったら早めに受診することが大切です
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寒い季節に不足するビタミンDを摂りましょう!
カルシウムの吸収を助けるだけでなく筋力アップの効果が期待できることで、フレイル予防に役立つビタミンDですが、寒い冬になると不足しがちになることをご存知でしょうか。 この記事では、その理由とビタミンDの上手な摂り方についてご紹介します。 どうして寒くなると不足するの? ビタミンDは、日本人の食事摂取基準によると成人で1日5.5µg摂取するべきとされていますが、食べ物以外にも肌が紫外線にあたることで生成されるのが特徴です。 5.5µgのビタミンDをつくるのに必要な日照時間は地域や時間帯によって異なりますが、例えば7月時点の比較的日照時間が短い札幌の場合で、朝9時であれば7.4分とされており、日常生活のなかで補われていることがほとんどです。 しかし、冬場になるとどの地域でも日照時間が大幅に短くなり推奨摂取量をまかなうことは難しくなります。 そのため、寒い冬場はしっかり日光を浴びることを意識し食事からの摂取も積極的に行う必要があります。 ビタミンDを多く含む食品 実はビタミンDを含む食材は多くはないため、日々の食事で意識して摂取することが大切です。 主に、魚介類やきのこ類、卵類に含まれており、魚介類で特にビタミンDが豊富な食材としては、鮭・マイワシ・サンマなどが挙げられます。 その他、うなぎやカレイ、しらすにも多く含まれています。 きのこ類の中では、舞茸・エリンギ・きくらげや干し椎茸がビタミンDが多く、紫外線にあたるとさらに増えるため天日干しにするとより効果的です。 ビタミンDは、1日の耐用上限が決まっており成人で1日100µgとなっているため、サプリなどによる摂り過ぎに注意するようにしましょう。 毎日の献立に一品加えてみましょう ビタミンDを効率的に摂取するには、いつもの献立に一品取り入れてみるのが有効です。 例えば、鮭は椎茸と一緒にガーリックチーズ蒸しにすればビタミンDたっぷりの立派な主菜になります。 バターを使うことで、脂溶性のビタミンDを効果的に摂ることができますよ。 また、きくらげや干し椎茸を使った簡単なナムルやソテーは、常備菜として作っておけば手軽に毎日の食卓に出すことができます。 自分に合った方法で、効率良くビタミンDの摂取を目指しましょう。 寒い季節は毎日の食事で積極的にビタミンD摂取を 日光を浴びることで補えるビタミンDは、日照時間の短い冬場にはどうしても不足しがちです。 深刻なビタミンD不足による骨量や筋肉量の低下などを防ぐためにも、ビタミンDが豊富な食材や効率の良い調理方法を把握し、毎日の食事で意識的に摂取することが大切といえます。 フレイル対策のひとつとして、ぜひ参考にしてください
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夜間の高齢者の事故、増えてます!
交通事故は場所や時間を問わずどこでも起こる可能性がありますが、特に夜間の事故は注意しなければいけません。 高齢者が被害者になるケースも多く、ハンドルを握る際は細心の注意を払う必要があります。 悲惨な事故を防ぐためにも、高齢者が被害者になりやすい原因や対処の方法を学びましょう。 どんな事故が多いの? 高齢者が被害にあう交通事故は多くの場合、高齢者の自宅近辺で起こります。 買い物や散歩のために外出して交通事故にあうことが多く、特に気温が下がって涼しい夜間は高齢者が外出しやすいと言えます。 また、横断歩道が無い車道を横切ろうとして車に轢かれてしまうケースも少なくありません。 高齢者は多くの場合、加齢による体力の低下を自覚していないので、若い頃と同じ感覚で車道を横切ろうとします。 自分では駆け足で移動しているつもりでも実際はゆっくり歩いているのと変わらないので、その認識のズレが交通事故の原因と言えるでしょう。 高齢者事故にあわないように気を付けること 事故を避けるには高齢者自身の安全確保が重要です。 特に夜間の事故はドライバーから見えないのが原因の多数を占めているので、まずは暗がりでもよく見えるように工夫する必要があります。 ヘッドライトの光を跳ね返す反射テープが付いた衣服を着用するだけでも視認性は大きく上昇します。 また、歩道を歩くことを徹底する他、横断歩道が無い車道は横切らない、信号や標識には必ず従うなど交通ルールを守ることも忘れてはいけません。 自動車の運転中に気を付けること 自動車の運転中に高齢者の姿が確認できたら必ず速度を落とします。 横断歩道が無い車道でも横切ろうとする可能性があるためです。 また、複数の車線がある道路なら高齢者から離れている方の車線へ移動するのも良い方法です。 走行中は常に周りの状態に気を配り、高齢者が多く住む地域に入ったら制限速度よりも低速で走行するくらいの気持ちで運転することを心がけます。 ご家族や地域の方で声かけをしましょう! 高齢者が被害者になる夜間の交通事故は地域全体で防ぐことが重要です。 高齢者のご家族や近所の人が連携し、声かけを行うことが悲惨な事故を防ぐ効果的な方法と言えるでしょう。 夜間の外出はできるだけ行わず、散歩や買い物は明るい日中に済ませます。 ご家族に限らず、近所の人も高齢者の散歩や買い物に付き添うのが安全確保の工夫です。 ドライバーの心がけと地域ぐるみの助け合いが高齢者の命を守る 高齢者が被害者になる交通事故はドライバーに限らず、高齢者の行動にも非があるケースが少なくありません。 それでも歩行者の安全を最優先するのがドライバーの責務なので、運転中は急な飛び出しや信号無視などを常に考える必要があります。 また、高齢者のご家族や近所の人が声かけを行い、地域ぐるみでサポートするのが悲惨な交通事故を未然に防ぐ効果的な方法です
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老人ホームっていつから探すの?
将来介護が必要になってからも安心して暮らすためには、老人ホームに入る事を検討したい所ですが、いつから探し始めるべきかわからないという方も少なくありません。 今回は老人ホームは何歳から入れるか?どんな施設があるかなどについて解説していきます。 何歳から入居できる? 老人ホームの入居可能年齢は施設によって若干の違いが現れますが、おおよそ早ければ60歳、遅くとも65歳から入居できるようになってます。 しかし厚生年金や共済加入者などの「2号被保険者」であり、なおかつガンや特定の病気を患っている「特定疾病認定」を受けている場合に限り、40歳からでも入居できるケースが有るので、この条件に合致する人は早めに老人ホーム探しを初めて見ても良いでしょう。 また40歳以下だけどどうしても入居したい場合、民間の有料老人ホームであれば年齢制限はあくまで「原則」扱いなので、特例を認められるケースもあります。 入居の目安 自分がいつ頃から老人ホームに入るべきかを考える上で、まず考えておきたいのが「入居の目的」です。 年齢制限で言うなら60歳~65歳から入居可能にはなりますが、定年まで働いていた人の殆どはまだ元気な人も多く、老人ホームでの介護はまだ不要だという人も少なくありません。 なので実際にそうした健康な人が、身体的な衰えを理由に老人ホームに入る事を考えるなら、老人ホームへの入居はおおよそ体の不調が増えやすくなる75歳辺りからが平均的なラインとなってます。 施設探しや予約待ちを考えると70歳から老人ホーム探しを始めるのが一つの目安となるでしょう。 それとは違い、終の棲家として安心して暮らせる場所に老人ホームを選ぶのであれば、60歳からすぐにでも探し始めるべきです。 実際に入居した感じや他入居者との相性を考えると、早めに体験して相性を見ておく必要がありますし、体力があるうちのほうが他の施設に移る際の負担も小さく済むからです。 施設の種類によって条件があります 老人ホームにはいくつかの種類があり、それぞれ入居の条件が細かく違っています。 例えば住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、経費老人ホーム・ケアハウスなどは自立生活可能な人や、介護度が要支援程度の人でも入ることができます。 逆に他の施設の多くは介護度が「要介護」以上でなければ入れない施設が多いでしょう。 また軽費老人ホーム・ケアハウスとサービス付き高齢者向け住宅の2つは、一部の認知症を患った人が対象外になるケースも有ります。 入居後に認知症が発症する可能性も考えると、事前に良く条件をチェックしておいた方がトラブルを避けられるでしょう。 老人ホームの情報は早めに集めておこう 老人ホームに入るかどうかは自分の体の状態や状況に合わせるとしても、自分の地域にどんな老人ホームかがあるか?入居条件はどうなっているか?はできるだけ早めに調べておく事をおすすめします。 日本は高齢化社会が進んでいるので入居希望者も多く、予約を入れてから数ヶ月から1~2年待つケースも珍しくないため、入居前の情報収集と準備がとても重要なのです
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高齢者の服装選び、どうしてますか?
介護施設を利用するときに気になるポイントとして挙げられるのが、高齢者の服装選びではないでしょうか。 選んだ衣服によって、高齢者や介助者の気分は変わるでしょう。 そこで今回は高齢者の衣服選びについて紹介していきます。 介助者優先!? 介護施設を利用する高齢者の衣服を選ぶときには、介助者を優先して考えてしまうケースが多い傾向にあります。 介助者のサポートが行いやすいような衣服を優先的に選んでしまうので、その衣服が高齢者の好むような衣服ではない可能性も考えられます。 特に衣服の着脱に関する介助活動が必要な場合には、オシャレな衣服よりも着脱の行いやすい衣服を選択してしまうことが多いです。 しかし、衣服は高齢者の心理状況に影響を及ぼす可能性があります。 着脱しやすい衣服よりもオシャレな衣服や好みに合った衣服を着ている方が日常的な生活に良い影響を与えてくれる可能性もあるので、介助者を優先するばかりではなく高齢者の気持ちも考えるのが大切だと言えます。 服装選びはご本人に・・・ 衣服は高齢者の気持ちを前向きなものにしてくれる可能性も高いです。 そのため高齢者の希望に沿った衣服選びが重要だと言えます。 しかし、衣服の好みは本人しか分からないという場合も多いでしょう。 そのような状況であれば、服装選びは本人に任せるのが良いです。 特に重病を患っているわけではなく、ある程度の問題であれば自分で判断できるという人には服装選びも本人に任せるのが効果的だと言えます。 病状によって機能性も大切です 基本的には高齢者の意思を尊重した衣服選びが良いでしょう。 しかし、病状によっては機能性を重視した方が良いケースも考えられます。 例えば認知症を患っている人は、服装選びや衣服の着脱が困難なケースが多いです。 このような場合は介助者が衣服の着脱を手伝うケースが多いので、介助者を優先して機能性に優れた衣服を選ぶのが有効だと考えられます。 ボタンの少ない服や袖の広い服であれば、着脱が行いやすいでしょう。 お気に入りの衣服を着てもらいましょう! お気に入りの衣服を着て生活できるかどうかは、介護施設を利用する高齢者にとって重要な問題です。 お気に入りの衣服を着ることができれば、リハビリ訓練にも意欲的になってくれる可能性が高いでしょう。 介助者に服の好みがあるように高齢者にも服の好みがあるので、お気に入りの衣服を着てもらえるようなサポートが大切です。 例えば新しい服を買うときには、介助者が高齢者と一緒に買い物をするのが良いと言えます。 衣服選びで高齢者の過ごしやすい環境を整えよう 介護施設を利用する高齢者が過ごしやすいような環境を整えるのは大切な要素です。 しかし、良い環境作りに重要なのは技術力や設備投資だけではありません。 高齢者に寄り添うような衣服選びを行うことも、高齢者の過ごしやすい環境作りには重要なポイントだと言えます。 本人にも意思があり、好みがあるので高齢者の意見を聞きながら衣服選びを行うのが効果的です
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手すりを使って室内の危険を減らしましょう!
若い頃は必須というほどの物でもなかった手すりですが、高齢者にとっては非常に重要な補助器具です。 今回は手すりにどのような役割があるか、どのようなメリットがあるかの説明や、手すりの種類の紹介などを行っていきます。 手すりの役割 手すりの役割には様々なものがありますが、主なものとして以下があります。 バランスを崩さないための補助 高齢者は足腰が弱っているため、ただ歩くだけでもバランスを崩しやすい側面があります。 特に階段などではその危険も顕著になっており、手すりによってバランスを取りやすくすることには大きな意義があります。 転倒防止 バランスを崩して転倒してしまうと、高齢者は骨密度も低下しているため骨折しやすくなってます。 手すりがあればバランスを崩した時もとっさに手すりを強く掴むことで、転倒する事までは防ぐことができるのです。 手すりの種類 取り付け型 家の壁に直接取り付けるタイプの手すりです。 揺れたりすることがなく安定感もありますが、リフォームになるので費用が多めに掛かることや、取り外しも気軽にはできないので場合によっては邪魔になることもあります。 据え置き型 据え置き型は置くだけで使える手すりです。 安定感も悪くなく、主にベッドから立ち上がる時などに使われます。 可動型 可動式は普段は収納されていますが、引き出すことで手すりとして使える様になるタイプです。 高齢者が子供や孫などと同居している際、普段は手すりをじゃまにならない用収納できるのが特徴です。 しかし引き出す手間があるので使用の手軽さは失われてしまいます。 突っ張り型 伸びる棒をつっぱらせることで固定する手すりです。 主に縦に伸ばして、立ち上がる時の補助として活用します。 使うメリット 手すりを使うメリットは上記でも説明した通りバランスを崩しにくくなることや、バランスを崩した時も大きな怪我に繋がらないようにすることなどの、命綱の役割も果たしています。 また手すりにより掛かる形で利用すれば足腰への負担を分散できるので、高齢者にとっては非常に歩きやすくなるのも大きなメリットでしょう。 手すりがあることで高齢者の活動範囲も広がりますし、歩き回る事が億劫に感じにくくなる事は、運動量の増加にも繋がります。 普段から適度な運動をして健康維持をしたい高齢者にとって手すりは非常に効果的な補助器具兼運動器具とも言えるでしょう。 家族全員が安心して暮らせるようにしましょう 高齢者との共同生活は、いつ怪我をしてしまわないかと心配することも多いですし、手すりがなければ肩を貸して歩行を補助しなければならないシーンなどもあって大変です。 しかし手すりがあれば怪我をする危険性を大きく減らすことが可能ですし、手助けが必要になるような歩行も、手すりにより掛かりながらであれば一人で歩けます。 介護の負担軽減や、怪我の心配をせずに一緒にくらいしていけるという安心のためにも手すりは重要な役割を持っていると言えるでしょう。 高齢者だけでなく皆の安心のためにも手すりを導入しよう 手すりは高齢者の体を守ってくれるので、家族も安心して一緒に暮らすことが出来るようになる頼もしいアイテムです。 手すりが邪魔に感じる場合でも可動式などを導入すれば普段は収納することも可能です。 最初から家の全てに配置するのではなく、まずは高齢者がよく移動するルート上に配置して、手すりによってどのくらい便利になるか、安心できるようになるかを確かめてみても良いでしょう。  
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【高齢者の便秘】年齢が上がるほど増加傾向!?
人間は年齢を重ねると体の機能が低下していき、若い時に起こらなかった症状が現れることもあります。 排便がスムーズに行かなくなる便秘もその一つです。 今回は、高齢者の便秘の原因や改善に必要な対処法について解説していきます。 原因 若い時は毎日のように出ていた便が、年齢を重ねたことで急に出なくなるというケースは珍しくありません。 高齢者の便秘で考えられる原因はいくつかありますが、比較的多いと言われているのが筋肉の衰えです。 一見すると関係がないようにも思えますが、人間の体は肛門などの出口に便が近づくと、無意識に周辺の筋肉を緩ませて排便を促す構造になっています。 年齢によって筋力が衰えてくると正常にこの機能が働かなくなって排泄がし難くなってしまうのです。 そのほかにも、食事や水分の摂取量の減少によって、腸に溜まっている便が固まってしまうのも便秘の原因の一つとされています。 病気が隠れていることも・・・ 便秘の原因は機能の衰えや生活習慣の変化だけでなく、病気の影響で便秘になってしまうケースも少なくありません。 排便のペースは個人差がありますが、数か月間に渡って続いている場合に考えられるのが消化器系のトラブルになります。 便秘に繋がる消化器系の病気で疑われるのは大腸ガン、炎症性腸疾患などです。 これらの病気を患っている人は、腸管が通常より狭くなったり正常な働きができなくなるため、便秘になってしまうと言われています。 どちらも初期の段階では気が付き難く、進行してから見つかることが多いので注意が必要です。 急な体重の減少や就寝中の腹中、血便などが見られた時は早めに専門医の診察を受けなくてはいけません。 食事や生活習慣で解消 原因が病気以外だった場合には、日常生活の見直しによって解消することもできます。 まず基本となるのが食生活の改善です。 1日3回規則正しく食べるのはもちろん、排便を促す効果が期待できる食物繊維など、内容にも注意を払っていくことが重要になります。 食事と併せて大事なポイントとなるのが運動です。 筋肉の衰えを防ぐために体に負担が掛からない程度の運動を毎日続けていくことが大切になります。 便の回数や量をチェックして早めに対処する 便は腸に溜まった状態が長い期間続くと糞塊となって、腸閉塞を始めとした様々な病気を引き起こす原因になると言われています。 若い時に比べて出なくなったと感じたら、1週間の回数や1度の排泄の量をチェックすることが大切です。 便秘の原因が病気だった場合には早期の発見が重要となるので、体調に変化がなくても専門の機関で検査を受けるようにしなくてはいけません